今なら
2018.02.11 15:00
あの人は
「自分の気持ちが分からないんだ」
と言った
とても苦しそうに しぼりだすように
今なら
あの時の あの人の気持ちが分かる
たくさんの思いこみにとらわれていたことが
自分の本質を表に出しきれていなかったことが
それゆえに 自分自身のことがきっと信頼できていなかったことが
「無」であることを怖がっていたように思う
私はあの人の
本質の光に惹かれていたのかもしれない
どんな思いこみがあろうと
その人の中にある光は変わらない
あの瞳を 今でもたまに思い出す