グレイな世代 黒とシロ&IN廣島 紐育に原爆を落とす日
物語
『グレイな世代 黒とシロ』
未曽有の大惨事を起こした地下鉄サリン事件。13人の死亡者。6300人の重軽傷者を出した。あれから20年の月日が流れている。すでに過去の事件として、終わったかのごとく扱われている。しかし、未だに後遺症を抱え、そして運命を変えられた者たちがいた。
映画カメラマンになりそこなった男、結婚目前の女、ストーカーの様な男、朝帰りのヤクザ、殺陣師を止めざる得なかった者。志半ばに、夢も希望もあの事件によって全てを変えざるを得なかったのだ。意識の戻らない新任教師美和の家族、そして思いを寄せている者。しかし、美和の為に動いた者がいた。
新宿駅で事件が起こる。誰かの声で、誰かの言葉で・・・。集団パニックが起こり、重軽傷者13名が出たのである。
捜査本部に出頭してくる男、新井。
「私がやりました。次はサリンを撒きます」
新井の真意とは・・・。新井の突きつけた条件とは・・・。
あの日、あの時、あの場所に居なければ・・・。
そう思っている。が、『無関心』がこの事件を助長する。
・・・怖くないです。アクション多彩の舞台です。お見逃しなく。
『IN 廣島』(無事千秋楽迎えることが出来ました)
第二次大戦中、日本の軍部は原子爆弾の開発を進めていた。その中心にいたのは、物理学者彦坂忠義であった。しかし、彦坂は軍部の意図に半し、原爆開発を中断した。陸軍海軍共に彦坂に接触を図るが、頑として譲らない彦坂。軍部は、彦坂の一番弟子である漆原に触手を伸ばす。当初、漆原も原子の恐ろしさに触れ拒否の態度をとっていた。が、、8月6日。広島に原爆が落とされた。漆原の婚約者、綾乃が被爆したのだ。日に日に蝕まれていく綾乃の姿を見るに堪えないその家族と漆原。漆原は決意する。原爆を作ることを・・・。
綾乃の命は。原爆開発を阻止しようとする彦坂の意図とは。果たしていかなる方法で原爆を爆発するのか・・・。
憲法9条改正。戦争は是か非か?自分に置き換えなければ、その判断が出来ない幼稚な国家なのか。現在の日本を問う作品です。
とはいえ、歌ありダンスアクションありの舞台です。
チケット詳細はこちら
URL:https://stage.corich.jp/stage/66120