北海道一周しました。函館出発。(前編)
行った日は、2022年 7月15日(金)から8月17日(水)の34日間です。
今回の走行距離は全行程約トータル距離数4623.1Kmです。
北海道内の走行距離は3149.7Kmです。
前編では函館から網走迄の道内距離1528kmのお話です。
絶対に行きたいと思っていた北海道にやっと行けることになりました。
まだ、コロナは治まってませんが東京都の感染者数も1万数千人で一時期より少なく?なりましたので、この時期を逃すと行けなくなる可能性もあったので、4回目のワクチンを注射し出発する事にしました。
2022年7月15日(金)13時頃に自宅を出ましたが天気は生憎の雨です。今回は北海道に到着までの体力軽減の為に高速道路を使うことにしました。コロナ対策でETCの休日割引が使えないので深夜割引を利用し高速料金の節約します(3割引きは大きいですね)。初日は濃霧と大雨の中をゆっくり走り仙台の南にある菅生サービスエリアで車中泊です。
翌日16日(土)は雨ですが出発してみると直ぐの大和インターチェンジで大雨の為、高速を降ろされ脇道から国道4号線を北上して宮城県・岩手県南部を北上します。途中の街中や田園地帯は洪水で道路も一部冠水して当然渋滞も有り大変です。結局、岩手県の平泉南部にある若柳金成インターチェンジでやっと高速にのれましたが、時間は既に夕方で津軽サービスエリアまで走り車中泊です。雨は止みましたが、疲れました。
さて今日17日(日)は青森から青函連絡船に乗りますが天気は小雨混じりの曇りです。青森市内の青森センターホテルの日帰り温泉(400円)でサッパリし、釣具の上州屋さんでエサを購入し青森フェリーターミナルへ向かいます。青函フェリーはインターネット予約で夏季(お盆期間除く6月から9月末迄)の特別割引が有り車両(5m未満)と運転手1名で 普通は20,700円→13,000円とお得でした。東京からこの青森までの距離は726.9kmです。解っていましたが遠いですね。
11時40分のハヤブサに乗船し函館に向かいます。
船内のいわゆる2等船室は昔と違って明るく清潔そうです。
函館までは4時間弱で着きます。客室でゴロゴロしていると函館山が見えてきます。相変わらず天気は良くないですが15時40分頃北海道上陸です。
着岸後、慌ただしく下船し函館市内に向かいます。
観光地定番の港の金森倉庫を外から見学。天気が悪いので人も少ないです。
カトリック元町教会は静かで雰囲気有ります。
八幡坂も遠くに旧連絡船が見えて良いですが、やっぱり晴天の時に来たいです。
函館市内を見た後で湯の川温泉近くのイオンで食料品を購入し反時計回りで北海道を巡ります。夕方遅くなりましたので今日の車中泊地の「道の駅なわと・えさん」に向かいます。
日没時間頃に到着しましたが霧で視界が悪いですが幻想的な雰囲気は有ります。道の駅施設には展望デッキが有り海岸が一望出来、併設のキャンプ場も人気らいいです。それと、事前に情報は有りましたが、ゴミ箱は無くトイレなどに持って帰ってくださいと張り紙が有りました。この先どこにもゴミ箱無かったらどうしようと思いつつ車内で北海道に乾杯。
18日(月)の朝を迎えました。雨上がりの海岸線と併設キャンプ場(5~6組がやってました)を展望デッキから見ながら薄日が射したり曇ったりの天候です。
今日は渡島半島の東側にある恵山(えさん)という活火山に登ります。到着後早々に体力を使って良いのか少し思いましたが今行かなければ行けないかもと思い"GO"です。
標高は618mの硫黄の煙りモクモクの活火山ですが登山口の火口原駐車場は既に標高300mの所にあり、ここから山頂まで約70分の登山コースです。
雨は降ってませんが山頂は霧で見えません。下の写真は下山後の駐車場から撮った写真で山頂は見えてます。
朝9時登山開始です。
登山道は右手に恵山、左手に草原を見ながら登ります。迷うことは有りませんが途中はガレ場も有りゼーハーしながら登ります。
途中から硫黄臭もきつくなり、更にマスクが呼吸を妨げますので他に登山者もチラホラなのでマスクを外し登ります。
やっとの思いで山頂618mです。
登山時間は80分位なので体力的には余裕が有ります。
山からの景色は三方を海に囲まれた絶景が見える予定でしたが、霧で何見見えません。山頂で山ご飯を食べようと思ってましたが硫黄の匂いがきつくて下山してからにします。
一気に下山し駐車場へ戻りましたが、やはり汗はかき登山ウェアも濡れましたので、お風呂に入ろうと思い恵山岬近くにある水無海浜温泉を目指います。
温泉の手前に恵山岬灯台があります。気温は暑くも無くです。
水無海浜温泉へは更に細い道を通り岩場ゴロゴロの海岸に出たところにあります。駐車場(空地10台位)や更衣室もあります。
湯舟は2か所あって熱くは無く海水が混じった塩水の無料温泉で、家族ずれが海水浴をしながらお風呂に入ったり出たりしてました。ちなみに皆さん水着姿です。当然洗髪や体を洗っている人もいないので近くにある「ホテル恵風」の日帰り温泉400円でサッパリです。
この後、国道278号線を北上し「道の駅しかべ間歇泉公園」に向かいましたが晴天になり直射日光が暑いです。午後に登山すべきだったかと少し思いつつ疲れたのでセブンイレブンで食品購入し道の駅に16時過ぎに着き、目の前が海なので夕陽と海と駒ケ岳を望む景色と道の駅で昆布だしを購入したりゆっくりさせていただきました。
19日(火)朝から晴は初めてで国道278号線を更に北上し、函館本線の森駅を目指します。
真っすぐな道を見るとつい北海道に来た感が有り写真を撮ってしまいました。
森駅に着きました。函館本線では比較的大きな駅ですが人は少なくローカル感があります。
駅前には駅弁フェアなどでも有名ないかめしの柴田商店があります。
レトロな店舗で開店の9時を待って入店します。店内は更にレトロです。
他にお客さんもいなく1番で「いかめし」を購入(780円)。まだ温かいです。
イカと中のもち米には煮汁が染み込み美味しく頂きました。箱は小さいですがもち米なので、お腹いっぱいになります。
国道5号線沿いの噴火湾を釣り場を探しながら北上しますが砂地の海岸が多く磯釣り仕掛けの竿は難しいので、狙いは漁港の堤防になります。長万部を過ぎて国道37号線を更に室蘭方面に進みます。グーグルアースを見ながら漁港を探すと道の駅あぶたの裏手に良さそうな漁港を発見。行ってみるといい漁港です。車は奥の空き地に停めてヨシの隙間を抜けて堤防に出ると誰もいない綺麗な港にでます。
水深は6m位で港の航路を攻めます。
約23センチ位のエゾメバルと27センチ位のソイを筆頭にエゾメバルは小型が飽きない程度に釣れました。
すべてリリースして夕方5時くらいに納竿しました。北海道に初めての釣りにしては満足です。
室蘭の街は大きな半島が囲む入り江で橋を渡る時は既に夕暮れです。また天気が悪くなってきました。
雨になりました。道の駅室蘭で車中泊しますが周りはキャンピングカーがいっぱいです。
20日(水)朝から小雨です。昨日通った室蘭大橋は霞んでます。
ちょっと室蘭の南端にある地球岬という所に行くことにしました。天気が良ければ太平洋が一望出来る高台にある岬です。
やっぱり天気が悪いので残念です。振り返ると室蘭の製鉄工場の煙突が見えます。
岬から国道36号線に戻る国道沿いにJR母恋駅が有りここの駅弁がホッキ貝の弁当で有名なので買ってみます。
お弁当一つ下さい、と店のおばさんに言うとホッキ貝が貝毒で使えず帆立になるとのこと。エー、と思いつつジャいりませんとも言えず買いました。1188円と高いです。
記載された通りバター醬油味の帆立のおにぎり2個です。あと燻製玉子とスモークチーズと茎ワカメと飴が入ってます。やっぱりホッキ貝が食べたかった。
気を取り直して更に北上して有名な登別温泉に行きます。硫黄たっぷりの白濁の湯は温泉に入ってる感があり楽しみです。
登別のパーキングで500円を支払い地獄谷の入口に行くと大雨になりました。しかも風が強いので横から雨が降りかかります。
雨が強すぎてボランティアガイドさんもいなくなりました。
硫黄臭の中進みますが人はまばらです。雄大です。
15分位で素早く車に戻り、この駐車場から更に登った所に大湯沼が有るとのことなので行ってみました。駐車場代は先ほどの料金に含まれているとのことです。
雨と沼から湧き上がるの湯気がこちらに流れて沼の全景は見えません。この沼から振り返った所に、奥の湯という小沼があります。こちらは小さいので全部見えます。
近くに足湯もあるそうですが雨なのでパスして温泉街に戻り雨に濡れた体を温めます。
温泉街のホテルの日帰り温泉も有りますが、高いので温泉街のバスターミナル近くにある公衆浴場の「夢元さぎり湯」に行くことにしました。公衆浴場なので料金は450円ですがシャンプー・ボディソープなどは有りませんので持参します。お湯は白濁の弱酸性でいいお湯です。
脱衣所で大きな登山ザックを持った大学生に会いました。聞いてみるとこれから日本百名山の北海道9山を巡るそうです。体力があればチャレンジ・・・。
帰りの駐車場に鹿が見送りに来ました。雨は止みました。
この後、白老のウポポイには寄らずに苫小牧の道の駅に直行します。苫小牧の道の駅は街中にあるウトナイ湖畔にあるので、名前も道の駅ウトナイ湖です。この湖には白鳥が来るらしく、この糞が岸辺に有り、これが大きいので知らない人は熊の物だと思い大騒ぎする人がいるらしく、これは白鳥のものですと看板が有りました。
21日(木)朝です。曇りです。今日は海岸線に出て国道235号線を南下します。
途中の通り道沿いにJR日高本線の浜厚真駅が有りました。当然無人駅ですが貨物列車の車両を駅舎にした駅です。
何とも言えない雰囲気です。中も旅情を感じます。
天気も良くなり更に南へ行きます。この道沿いにはサラブレッドの牧場が数多くあります。またJR日高線は今は鵡川(むかわ)駅までの30km程の短い本線が国道と並走し、その先は廃線となった線路跡が様似まで続きます。
名前もサラブレッド銀座という展望台で休憩です。北海道らしい景色が広がります。
この側にある、道の駅サラブレッドロード新冠には中央競馬で活躍した名馬の資料館と何故か解りませんが昔のレコードを集めた博物館が有りました。
廃線になった浦河駅です。
続いて以前の終点でした様似駅です。駅舎の中には観光案内所が有りアポイ岳の景色を勧められました。
二つの駅の町はしっかりとした街で、人も多く住んでいそうでしたが2021年に廃線は淋しい限りです。この辺の海岸も砂浜が続きます。天気も悪くなり曇りです。
南端の襟裳岬まで来ました。日高山脈が太平洋に沈み込む岬です。
全景ショットはこんな感じです。
昔は有りませんでしたが岬の上に「風の館」という施設があり襟裳岬の風やアザラシの資料館だそうです。
岬の先端に立つと左側に更に先に延びる岬が有り、そちらが最先端ではないのかと。
一応念のため最先端制覇ということで行ってみました。
という感じで襟裳岬を後にしましたが、このあたりに道の駅は無いので一気に北上し十勝方面の道の駅に向かいます。
国道336号線は広尾町へ向かう途中、黄金道路とも呼ばれ切り立った崖下の海岸沿いを走る長いトンネルが続く道があり、晴れなら景色も良いとろ見たいです。後で調べたところ何故黄金道路というのかというと険しく難工事で大金がかかったからだそうです。
一生懸命走り途中のセイコーマート(北海道のコンビニ)で食品を購入し海岸から少し離れた十勝方面にある「道の駅虫類」に到着。併設のナウマン湯(600円)のヌルッとしたお湯につかり車中泊。
22日(金)曇りです。ずーと天気が良くないので長く走ってしまいます。今日は釧路に向かいます。道の駅虫類から再び国道336号線に戻る途中は麦畑が広がる畑と牧場や牛も多い雄大な風景が続きます。
有名な湿原の釧路湿原展望台に到着しました。建物の展望台は有料なので湿原を見渡せる展望台迄の木道周遊散策コースに行きます。
このコースは全長2.5kmで40分位です。緑が豊かな木道です。
釧路湿原展望台に到着です。
大きな湿原で歩いてはいけませんが雄大な景色です。
後で知りましたがこの側に「温根内木道」「キラコタン岬」「コッタロ湿原展望台」といった湿原をまじかに感じる所があるそうで次回は訪れたいと思います。
釧路市内に入りお昼になりましたので食べたいと思っていた釧路ラーメンの店に行きます。
道から少し路地に入った所にあります銀水という店で、店内は20席位の店舗です。
早速、ラーメン(700円)と餃子(450円)を注文しました。
先に餃子が来ました。鉄皿に乗せて熱々で美味しいです。
醬油味のラーメンは見た目は濃い味ですが、サッパリすっきりしたスープで麺は細麺でこちらも美味しくスープ迄頂きました。
満腹になったところで次は細岡展望台に行きます。ここは先ほどの釧路湿原展望台の対岸に位置し、市内から約10km位走った所ですが途中から未舗装の起伏の大きい道路です。
駐車場からビジターセンターに寄り、そこから5分位登った常見有ります。
大きな湿原で釧路川が見えます。天気が良ければとしみじみ思います。駐車場まで戻り更に徒歩5分位の所にJR釧路湿原駅が有るので行きました。
ログハウス風の建物で、線路は単線で誰もいません。この路線は夏はノロッコ号というディーゼル機関車、冬はSLが走ります。次は冬にきてSLに乗りたいものです。
釧路市内に戻り釧路のシンボルの幣舞橋(ぬさまいばし)と釧路港を望みます。
港の港は釧路フィッシャーマンズワーフが有ります。明日の朝にお土産など買いに行こうと思います。
今日はこの釧路港の河畔で幣舞橋のすぐ横にある駐車場で車中泊です。ここは繁華街も目の前にあり日帰り温泉も目の前のホテルでやってます。24時間使えるトイレも有り管理人さんもいるので安心です。
釧路と言えば炉端焼き発祥の地なので炉端焼き屋を探します。
まさに発祥の店「炉ばた」に店の前まで行きましたが他も見てみます。
こじんまりとしたこちらの「炉ばた釧路しつげん」という店にしました。上の店は次回のお楽しみという事にします。
店内はカウンター席とテーブル席が10人位でおばさんとバイトの女子が二人でやってます。
北海道の美味しいものとお酒をお願いしました。始めは花咲ガニの甲羅詰めで何も付けなくてもカニの身の甘味がほんのりあり美味しいです。他にも北海シマエビやホヤのコノワタなど頂きました。
次は焼き牡蠣です。厚岸の近くで水揚げされた牡蠣です。濃密でおいしいです。
お酒は地元釧路の「福司(ふくつかさ)」というお酒と根室の「北の勝(きたのかつ)」を頂きましたが、私的には日本酒の味の濃い目の福司の方が美味しく思えましたので、後日、札幌のヤマショウ酒店で買って帰りました。山廃純米吟醸(1815円)は試しに作ったお酒だそうで未完成との事です。
家に帰り飲むとやはり山廃仕込みの方が美味しかったです。
23日(土)朝から大雨で来るからトイレに行くにも雨に濡れます。とりあえずフィッシャーマンズワーフに行きます。大雨のせいか人は少ないです。生鮮食品の店は少なめで、観光土産品店が多いです。
さて、多めは続きますが厚岸方面に向かいます。途中にある尻羽岬に行こうと思いましたが大雨で大きな水たまりがある未舗装の道が4kmも有り誰もいなく警戒レベル4の大雨なので途中で断念し厚岸の道の駅に直行する事にしました。
厚岸道の駅に着いてフロア内に牡蠣のイートインコーナーが有り食べることにしました。牡蠣は2種類あり厚岸の種で厚岸の海で育てた「かきえもん」と三陸の種を厚岸で育てた「まるえもん」が有り、迷いましたがかきえもん(2個600円)を注文しました。
出てきて小さい牡蠣だな。味は普通の下記の味で濃い味かどうかは解りませんでした。
物足りなさをを感じて2階にあるレストランで牡蠣を食べることにしました。
牡蠣定食(1700円)と焼き牡蠣(300円)を美味しく頂きました。
雨あしは弱くなりましたがまだ雨です。道も駅の裏から厚岸の街が望めます。
厚岸の海岸に愛冠岬というところがあるとのことなで行ってみます。途中、厚岸大橋を渡ります。
赤が印象的の大きな橋です。
目指していた愛冠岬は見つからず、少しお腹の具合が悪くなり大急ぎで引き返して街中のイオンに到着。トイレと食品を購入し厚岸の道の駅で車中泊です。
24日(日)朝は薄曇りでしたが走るほどに晴れてきました。今日は納沙布岬方面に行きます。途中の景色は綺麗です。
厚岸から30分位の所の琵琶瀬展望台に着きました。
霧多布湿原が一望できます。
反対側は海です。晴れると綺麗です。
更に東へ走ると琵琶瀬木道というところが有り霧多布湿原の中の木道を片道500m位散策できるところです。
木道はこんな感じで湿原の中を真っすぐに伸びる木道を歩きます。
木道の左右には湿原の花々が咲いてます。東京近郊では見ない種類の花が咲いて綺麗です。この花はエゾフウロという名前で道内に多く久見られます。
色々な花や虫が一杯で紹介しきれませんので、別の記事で紹介します。
アザミも少し違う種類で多分チシマアザミというらしいです。
木道の突き当りは湿原が広がります。
次は霧多布湿原岬に向かいます。天気は良くなってきましたが暑くなく風が心地よいです。
霧多布岬の先端は名前通りに霧がかかってますが、名前の由来はアイヌ語のキタプ(茅を刈るところの意)ということです。
どこを見ても綺麗です。晴は最高です。道の先端まで道が続きます。新日本歩く道100選の中の一つだそうです。
先端は霧がかかってますが綺麗です。海鳥がいっぱいいます。
灯台もあって赤い色がインパクトあって生えます。先ほどから霧多布岬と言っていましたが本来は湯沸岬(ゆとうみさき、ゆわかしではありません)というらしく、よってこの灯台も湯沸岬灯台ということです。
戻る道で崖下の海にラッコがいました。カメラの性能ではっきり見えませんが・・・。
車に戻り更に東に進みます。北太平洋シーサイドラインという道を行くと動物に会います。
普通に馬とかいます。
丹頂鶴もいます。
道は海岸沿いを走る綺麗な景色の道で、この辺の港の堤防は比較的低いので釣りをするには良い港が多いです。道には鹿が飛び出してきますので注意です。
綺麗な景色の砂浜ですが人はいません。
花咲岬に来ました。灯台があります。
この灯台の下には車石という奇岩があります。大きい柱状節理の石です。
最東端のJRの駅に行きます。東根室駅で誰もいません。駅のすぐ前は小さい団地が有ります。
いつかは廃線になってしまうかも。
やってきました。日本最東端。納沙布岬です。
大きなオブジェと今は閉鎖中の展望塔が有ります。
昔はもっと観光客が多かったような気がします。
資料館にも行きました。北方領土の歴史的経緯や島の地理的な話が展示されてます。窓からは国後島や色丹島など天気が良ければ見えるそうですが、今日は国後島の山頂が少し見えるくらいです。ちなみに北方領土全体の面積は千葉県と同じぐらい大きいそうです。
根室に向かいます。車もいない夕暮れの道です。
念のためJR根室駅に来ました。レトロな雰囲気です。
ということで道の駅スワン44根室で車中泊です。天気が良かったのではしゃぎすぎで疲れました。道の駅に行く前に根室市内の「みなと湯」(450円)というお湯に行きましたが日帰り温泉風の建物や名前だったのでタオルだけ持って入ったら銭湯でシャンプーやボディソープは有りませんでした。気を付けましょう。
道の駅スワン44根室に着きました。この道の駅のすぐ裏に風連湖があり夕暮れ時を撮りました。
25日(月)今日は朝から晴天です。昨晩撮った風連湖の風景です。晴れは見栄えが違います。
今日は風連湖を囲むように走るハマナスロードという道を走ります。
定番の真っすぐな道を進みます。
風連湖畔に着きました。小さな港が有りますが湖面に空の景色が映し込まれて広がります。
更に先に進むと舗装が無くなり人も居なくなります。
猫もこの辺で引き返そうと行ってますのでハマナスロードを折り返します。
ハマナスロードの途中に漁師小屋が3件並んでいる所が有り、「3匹の子豚の家」と言って写真スポットになってます。
国道244号線を北上します。この道はホッポーロードという別名が付いてます。途中の「道の駅おだいとう」で休憩します。
ここは牛乳生産日本一という事なので、牛乳と昔からあるパンを頂きます。牛乳は濃い味でパン(カステラ)は素朴な甘さで、セットで食べるのが丁度いいです。
野付半島に入ります。この道の名はフラワーロードというらしいです。ここは左右に海が有る砂州のような半島が伸びている所です。
真っすぐな道を進むと野付半島ネイチャーセンターに着きます。ここは、トドワラへの遊歩道入口にあたり観光案内所や売店などがあります。
反対側の海には国後島が見えます。本当に近いです。
ここからトドワラへは徒歩で1.3km約60分の距離の木道を進みます。体力に自信のない人はトラクターバスという乗り物でトドワラのすぐ近くまで行けます。
道の左右には北海道の草花が咲いてます。写真を取りながら進むとトドワラが見えてきます。
トドワラとは、立ち枯れしたトドマツ林のことで昔(40年前)に来た時には枯れ木が広がり幻想的な雰囲気が広がっていた思いが有ります。こんな立派な木道は有りませんでした。
木道の先端まで行きます。
砂州の中にトドワラが有ります。青空が綺麗なので景色が綺麗です。
枯れ木(トドワラ)がこんなに少なくなかったと記憶していましたが、年々減少しているとの事です。トドワラの右手にはアッケシソウが生えていて秋には赤く色づくそうです。
ネイチャーセンターに戻ると駐車場にキタキツネが疲れたように寝てました。近づいても逃げません。
野付半島の先端に行きます。灯台が有ります。このあたりも草花が咲いてましたが、犬の散歩をしていた地元の人の話では昔はもっと咲いていて、それが今では鹿が食べてしまい花が少なくなってしまったそうです。
この灯台の側に北海道道950号線の起点がありました。だから何とういう事は有りません。
野付半島を引き返す途中にナラワラという枯れた木々の風景を見える所が有り、歩いて側に行けませんが枯れ木の本数も多く綺麗な所です。
これから国道335号線を北上すると知床半島が右手に見えます。今日は羅臼にある道の駅に泊ります。この道の駅には何故か硫黄臭の温泉が駐車場や海岸から噴き出してます。
道の駅からの夕陽の向こうに国後島が浮き上がります。
7月26日(火)朝から晴れです。早朝の羅臼の街を歩いてみました。道の駅の側には居酒屋や寿司屋も有り次回は夕食に入りたいと思います。
今日は昨日目星を付けておいた羅臼の少し手前にあった「松法漁港」で釣りをします。堤防の付け根に車を停めて赤灯台の先端で竿を出してみます。
小物は釣れますが、小物すぎるサイズで手ごたえがありません。エゾメバルの子供でしょうか?
午前中いっぱい粘りましたが釣れそうにありません。多分北海道の釣り方が違うのかもしれません。羅臼からウトロ方面に少し登った所に格安キャンプ場があるので、そこでキャンプをすることにしました。先ずはセイコーマートで食材購入です。袋に入った味付けジンギスカンと野菜炒め用カット野菜と焼きそばを購入。キャンプ場に向かいます。
5分位で「知床国立公園羅臼温泉野営場」に到着しました。キャンプ場の名前が全部漢字のキャンプ場も珍しいです。前日電話してみると町役場にかかり予約をしようと尋ねましたが、現地で直接予約し受付もしてくださいと。しかも受付時間は9~12時と15~19時までで、それ以外は管理人はいませんとの事なので15時少し前に駐車場で待機です。しばらくすると軽自動車で管理人登場、待ち時間に場内の下見をしておいたので区画番号を伝えチェックインです。料金は先払いで利用料300円、燃えるゴミ処理袋100円、燃えないゴミ袋100円、と格安です。
区画は駐車場から少し登った所の11番です。周りにソロキャンパーが2組しかいません。設営中に鹿がいました。曇りですが雨は降らない予報なのでタープは張りませんでした。
30分位でテントも張れ、小汗もかいたので、このキャンプ場の目の前にある「熊の湯」という露天温泉に行きます。ここはキャンプ場から道路を渡り橋を渡ると直ぐにあります。
手作り感満載の脱衣所で男女は別です。料金は無料ですが、掃除や施設維持に気持ちを入れて下さいと箱が有ります。チャリんといれます。
お湯は白濁の少し熱めですがいい湯です。シャンプーやボディソープは置いてませんが持ち込めば湯舟周りのコンクリートに直に座り洗います。
たまに熊が出るらしいですが、役場に報告すると入場禁止になるので報告しないと行ってました。
キャンプ場に戻り楽しいご飯です。持ち込んだ薪が硬すぎて中々火が着かず焦りましたが、何とか燃えてきて、ジンギスカンと赤ワインで乾杯です。
27日(水)キャンプ場の朝は晴れです。静かな朝5時30分頃目覚めると鹿がウロウロ朝食を採ってます。こちらも朝食で昨日買った焼きそばと野菜炒め用の野菜の残りで作ります。バーナーで焼くとジューとかなり大きな音がします。キャンプ場が空いていて良かったです。
ゆっくりコーヒーなど飲み、ゆっくりテントなど撤収しましたが汗をかきましたので、昨日行った熊の湯にもう一度入り、ウトロに向かいます。
途中、知床峠の駐車場からは羅臼岳が見えます。
目当ての「ウトロ漁協婦人部食堂」には既に行列が出来てましたので焦って並びます。
昼前にはウトロに着こうと思い走ります。何故かというと、ウニ丼の安くておいしい店があるとの事。朝から色々動いたのでお腹も空きました。
30分位で中のカウンター席に座り、壁のメニューを見るとウニ系の丼は既に売り切れ。ガーン、もっと早く来るべきだった。
泣く泣く三色丼(ほぐし鮭、サーモン刺身、イクラ 2200円)を注文しました。
三色丼も美味しく頂きました。次は、ばふんうにのウニ丼(後で調べると3000円で箱のウニがひと箱出てくるそうです)食べたいです。
でも、お腹も満たされ漁港近くにある「オロンコ岩」に登ります。高さ60mの岩山に登ります。
オホーツク海が一望できます。海が青く透き通り綺麗です。岩山の階段や頂上は花が咲いてます。
後ろを振り返るとウトロの街が望めます。ゴジラ岩が見えます。オロンコ岩の看板に書いてありましたが、「知床八景」というものが有り1.オシンコシンの滝、2.オロンコ岩、3.プユニ岬、4.フレペの滝、5.知床五湖、6.カムイワッカ湯の滝、7.知床峠、8.夕陽台の8個で8番目の夕陽台以外行く予定です。
岩山を降りてオシンコシンの滝に向かいます。車で10分位で着きます。
晴れの日の滝は綺麗です。水しぶきがかかりますが良いです。
次はもうすぐに夕方になりますがフレペの滝に行きます。ここは再びウトロの街中を通り過ぎて知床自然センターから徒歩で行きます。4時30分なのでセンターにある観光案内の人に聞いてみるとフレペの滝までは片道20分位で熊もいるそうです。センターは5時に閉館しますとの事。少し不安になりながら熊鈴と手を叩きながら進みます。
夕食中の鹿に会いました。首に電波信号発信機がついてます。
誰もいない森林と草原の中を熊の恐怖と闘いながら進むと東屋がある展望台に着きました。
断崖の途中から水が湧き出ている岬で上には灯台があります。
崖下の入り江は海鳥が多くいて、鳥の繁殖地にもなっているそうです。
暗くなる前にセンターまで早く戻ろうと、速足で歩きながら何とか無事に到着しました。
この知床自然センターの駐車場入口に、何故か40年ほど昔少しだけ乗っていたYAMAHAのミニトレが置いてありました。懐かしいです。
戻る途中にプユニ岬を通ります。ウトロの海岸が見えて冬は流氷の接岸が良く見える所です。
というところで本日はウトロの街中にある道の駅ウトロで車中泊です。
7月28日(木)小雨になってしまいました。最初に知床五湖に向かいます。天気が良ければ五湖を全てガイド付きの周遊コース(3km,5,100円)にしようと思ってましたが、雨なので木道を通る無料のコース(1湖だけ)にします。
レインウェアを着て木道に入ります。
知床連山が見えるスポットですが、濃霧がかかり見えません。
知床五湖の内、木道コース唯一の湖ですがやはりよく見えません。
次回は天気のいい日に来られることを祈ります。が観光のお客さんは結構いました。
次はカムイワッカ湯の滝に向かいます。ここへ向かう道は知床五湖から引き返す途中の分岐から約30分未舗装の道路を走ります。小雨の中を行くと突き当りに道が広くなった駐車場に停めます。
カムイワッカ湯の滝の入口から滑りそうな所を入ります。
この日の為に買ったマリンシューズを履いて川の中を登ります。水が流れている所の方が滑りません。
途中で水着を着て入浴中の方が言ってました、前に上から滑り落ちてきた人がいたとの事なので慎重に登ります。
上まで進むと落石の為、これ以上進めませんでした。湯加減はぬる湯で入って出ると風邪ひきます。前はもう少し熱かったような気がします。
戻る途中で狐が挨拶してくれました。
この後は、ウトロの街を通り過ぎて斜里方面に向かいます。
絶景スポットの天に続く道が途中に有りますので行ってみました。知床半島の付け根当たりに有ります。
針葉樹の中を真っすぐな道が空に向かって伸びていく道で天に続いている様に見えるとの事です。
天気が良ければ最高ですね、と居合わせた観光客の人言ってきました。その通り残念です。
この道を通り斜里町の道の駅に着きました。カーリングのロコソラーレのパネルが有りました。
ここで近くの清里町の名産でジャガイモから作った焼酎「北海道 清里〈樽〉」1518円を購入しました。ホワイトオーク樽で1年寝かせたお酒だそうです。
更にオホーツク海を望む海岸線の道を進むと北浜駅というレトロな駅舎が国道沿いに有ります。ここは駅中にレストランが有り駅舎の中には何故か名刺が一杯張り付けてあります。
網走番外地のロケ地になったらしいです。流氷を望む展望台もあります。
線路はオホーツク海の沿岸を延びて、その先には網走が有ります。曇りですが、物悲しい雰囲気が良いですね。
「流氷海道網走道の駅」に着きました。もう夕方で道の駅の裏側に流氷の砕氷観光船が停まってました。
冬の旅には乗ろうと思います。観光船は少し怖いですが・・・。
網走の街中をぐるっと一周しましたが、高い建物も多く大きな街です。ただ人通りは少なかったです。繫華街まで500m位なので夕飯をどうしようかと迷いましたが天気も今一なので車中飯車中泊にしました。函館からこの網走道の駅までの走行距離は1528kmで意外と少ないですね。
ここで、北北海道一周しました。函館出発。(前編)はここ迄です。色々書きたいことや載せたい写真などを綴ると長文になってしまいました。続いて(後編)もよろしくお願いします。