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今日の夕陽・・・言葉を失いました

2015.12.09 10:40

昨晩、数分に1回は大笑いした遺伝子研究の村上和雄氏の講演。。。


最も印象に残っているのは・・・
「ヒトの遺伝子暗号を書いたのは誰なのか?」
というミステリアスな!?問い。


ヒトの遺伝子暗号は、約32億の文字からできており、1ページ1000字で1000ページの大百科事典が3200冊にもなるようなとてつもない膨大な情報量・・・。

それをわたしたちの身体の約60兆個の細胞全ての中に書き込み、一刻の休みもなく働かせているのは・・・一体、誰なのか? ゾクゾクっと、しません??? 
 
人間ではないとしたら、自然としか考えられない・・・そうな。


これだけ科学が発達しても、細胞一個が、なぜ存在するのかわかっていない。


一方、わたしたちの身体の約60兆個の細胞は、何の指令を出さなくても24時間365日、片時も休まずに助け合い、臓器も助け合い、その絶妙な働きによって、わたしたちは生きている。
ここまでくると、‘生かされている’としか言いようがないけれど・・・。


そして、人間は実は、99.5%は同じ遺伝子を持っていて、違うのはたった0.5%だけ。0.5%の遺伝子によって‘only one’が決まっていると言う。


最近の脳生理学の研究によると、わたしたちの日常の行動は、意識が1%以下、無意識(潜在意識)が99%以上を司っているとも言われている。

これはわたしの仮説というか思いつきだが、意識と人間の個性・唯一無二性、無意識(潜在意識)と人間に共通の99.5%の遺伝子には、何らか関連性があるのではないか?


村上和雄氏は、生命の設計図を書き込み、私たちを真に生かしている大自然の偉大な存在を「サムシング・グレート」と表現している。


something(何ものか)というのは、キリスト教やイスラム教のように唯一絶対の神だけを想定していない。太陽も月も地球も育てた大自然の法則をつかさどるもの。

万物の根源であり、万物を生成する偉大な何か・・・そこにわたしは、深〜く共感。。。

なぜなら、「サムシング・グレート」には違いを超えて共通する源への畏敬の念があるから。

信仰や価値観・イデオロギーさえ超える共通のものに触れた瞬間、わたしたちの心は深いところで安堵する。。。

今日の夕陽も、言葉はいらない。。。

ただ、そこに在るものに感謝(*^.^*)