ファリャ「恐怖の踊り」
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今年度に入ってからはスペインものを主に弾いていました❤️🔥
スペインといえば、情熱、フラメンコ、サッカー、陽気な人々、情緒ある街並み....
私がいつか実際に訪れてみたいと思える魅力溢れる国です☺️
スペインを代表する三大作曲家といえば、グラナドス、アルベニス、ファリャ、
がいます。
今年度はファリャの「恐怖の踊り」を
弾いています。
これは技巧的に非常に難しい曲ですが
技術面の維持のために
時間を見つけては技術練習をコツコツ...
という感じで長年仕上げていきました😌
発表会の講師演奏でも弾いた曲です。
動画は川越のホールで
ピティナステップで参加させていただいた際の演奏です。
響きのある良いホールでした。
未だにミスタッチは本番では思わぬところで出てしまいます...💧
派手で技術的にも見せ所満載のスペインらしいリズム、メロディーですね。
「恐怖の踊り」はファリャがバレエ音楽として作曲した
” 恋は魔術師 " という組曲の中の一曲です。
その中には名曲「火祭りの踊り」もあります。
特に「火祭りの踊り」はYoutubeでたくさん動画が上がっています。
「恐怖の踊り」はあまり知られていない曲でしたが、
ここ最近認知度が上がってきて、
コンクールの課題曲にもなったりしているようですね。
スペインらしい装飾音符("タララン"のようなリズム)が散りばめられていたり
グリッサンド(鍵盤の上を滑らせる弾き方)もふんだんに使われ、
演奏効果も高く演奏会向けです。
始まりの不気味な音は夜中の三時の鐘を表現しており、グリッサンドは幽霊が登場する場面になります。
画面が思い浮かぶような曲ですね!
左手の常時流れる「ターンタッ」のリズムは幽霊の踊りのステップを表しています。
最後のグリッサンドでは幽霊が消えていくところです。
このように、日本に居て、スペインらしい音色を楽しませてもらえた事に、
ファリャに感謝の気持ちが芽生えました😊
ファリャの曲は大変華やかですが、ファリャ自身は作曲に全てを捧げたようですね。
生涯独身を貫き人柄は慎ましかったようです。
ファリャ の曲にどこかミステリアスな雰囲気があるのは、そんな彼の孤独な部分が出ているのでしょうか😢