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鬼川こるく(暁カカオ) 漫画・イラスト創作日記

No.57 漫画の背景について学んだことメモ②影

2022.09.12 09:10

こんにちは、鬼川こるくです。ご覧頂きありがとうございます。



漫画を描いていると一度はぶつかる「背景の影をどう入れたらいいのか問題」。

私も日々壁にぶつかりながらあれやこれやと試している身ゆえ、このようなお題について語れることなどないのですが、何を血迷ったのかNo.55の記事の最後に、「次回は影について書きます」などとお伝えしてしまいました。



ということで、なんとかひねり出して書いてみようと思います。あくまで「作風による」ところが大きいと思いますので一つの例として気楽にご覧頂けましたら幸いです。

それでは早速参りましょう♪




【🍄背景の影について学んだこと🍄】

①同じ面でも影の濃さが違うのでグラーデーションで表現するといい感じ
②光は球体で捉える
③ペンやブラシでちょっと書き加えると味が出そう



です。
上記を簡単に絵で表すと、こんな感じです。








そしてペンやブラシで描き込みを追加すると…




このような感じになります。
それで、これだけではなんのことやらだと思いまして、更に詳しくお伝えするにはどうしたら良いかと考えた結果、私がたどたどしい説明をするよりも分かりやすいサイトをご紹介した方が確実に良いという結論に達しました!!笑



丸投げ感半端ありませんが、すごく分かりやすかったので、もしよろしければ覗いてみてくださいね。実は②の「光は球体で捉える」はこちらで学ばせて頂いたことです!



この後、「個人的に素敵だなと思う背景」についても綴っておりますので、良かったらまた戻ってきてくださいね。それでは行ってらっしゃませ♪




はい!お帰りなさいませ!
戻ってきてくださってありがとうございます!目から鱗の情報がたくさんあったことと思います。こんな情報が無料で見られるなんてありがたいですね。



それでは続きまして、私が「個人的に素敵だなと思う背景」について好き勝手な考えを書かせて頂ければと思います。これは自分への戒めとして書いています。※あくまで個人の考えです。





【🍄個人的に素敵だなと思う背景🍄】

それは、正確さ絶対というよりも、その作品の世界観に合っている背景。人物となじんでいて、その作家さんのタッチに合っている背景です。



というのも、現在は便利な資料や背景素材などが簡単に手に入ります。

つまり、「上手い絵」は昔より描きやすい環境にあると思います。

誤解されないよう強調したいのは、私はそういう技術の進歩による恩恵を受けるのは賛成で、個人だけの力では限界がありますので、せっかく便利な機能があるなら柔軟に活用するのは素晴らしいことだと思います。



ただ、便利になりすぎているからこそ、その便利さとの距離感に気を付けないと絵の持ち味を見失う危険性もありそうだなーと。味気がなくなったり絵が堅くなったり…。



2022年11月23日追記:これはデジタルで描く際のブラシや3D素材等についての話をさせて頂いています。お絵描きAIについては触れていないことを念のため補足させて頂きます。AIの技術そのものを否定するつもりはありませんが、現段階では法的にも倫理的にも問題が多く、ここでの話にAIを含むのは控えさせて頂きます)





最近大切なことを学ばせて頂ける出来事がありました。それは、購入した漫画からの学びで、その作者さんが、人物と背景をご自身のタッチで伸び伸びと愛情溢れるような絵で描かれているのが伝わってきたことです。作家の魂、執念、本気度が込められていたといったら良いのでしょうか。

感覚的な話なので伝わりにくいかもしれませんが、「この絵は、キャラやこの漫画の世界観に愛情がないと描けない絵だろうな」と感じる絵でした。




ものすごく緻密に描かれているとかそういうことではなく、でも人物と背景とストーリーの空気感がドンピシャに合っていて素敵な作品だと感じました。

あぁそうか…。作家性は人物だけでなく背景にも出るんだ」という当たり前といえば当たり前のことを改めて気付かせて頂きました。




私も現在続けているお江戸の漫画を、愛情や遊び心、魂を込めて描いていけたらなと思います。





【🍄まとめ🍄】

正しい知識があるのは大切だけど、うまさや正しさに囚われすぎず、キャラ達が活きる背景を、便利な道具も活用しながら魂込めて描けたらいいですね♪



ということで以上になります。

お絵かき講座のようなことをさせて頂いてちょっとお恥ずかしいですが、少しでもお楽しみ頂けていたら幸いです。




今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた…!