OTC医薬品って?
薬剤師ライターのみきです。
皆さんは『OTC医薬品』という医薬品を知っていますか?
OTC医薬品とは、薬局やドラッグストアで販売されている医薬品で医師の処方が無くても購入できる医薬品のことを指します。
最近では国の医療費の増大が問題となり、以前のように『不調があれば病院を受診する』という流れから、
『まずは自分の身体を知って、自分で薬を選んで治せるものはOTC医薬品を利用してみましょう。』
という流れに変わってきています。
でも、いきなり自分の身体を知って自分で治せと言われても・・・ねぇ。
OTC医薬品もれっきとした薬。
副作用も心配だし、症状が悪化する前に病院に行ったほうが良いのでは?
と思う人も少なくはありません。
確かに、そうですよね。
体調が優れないなら病院へ行ってきちんと診察してもらったほうが安心感はあります。
その上で処方されたお薬を飲むのがイチバン!
でも、皆さんはすぐに病院へ行くことができますか?
お仕事や家事などで忙しくしていると、少しくらいの体調不良なら
『寝て治す!』的な発想をしていませんか?
その間、身体の不調を忘れたフリしていませんか?
・・・・あります、私も。
毎日医薬品に埋もれている私ですら、『寝て治す!』根性が・・・・。
そんな時にOTC医薬品を使って症状を緩和することで苦痛から逃れられるんですよ。
体調が優れない⇒我慢する⇒どうしようもなくなって病院へ。
という流れから
体調が優れない⇒症状をとりあえず緩和して様子を見る⇒症状がまた出る⇒病院へ
これは本当に治療が必要な場合ですが、真ん中部分の『我慢』を『症状を緩和して様子を見る』ことに切り替えるのがOTC医薬品の役割です。
一次的な不調であれば症状がまた出てくることはありませんが、
治療が必要なのであれば病院へ行くまでの時間の苦痛を和らげつつ、
自分の身体の様子を見ることができます。
最近では、昔から使われている医療用医薬品がOTC医薬品に変わってきています(スイッチOTCと言います)。
ロキソニンやクラリチン、アレグラなどがそれです。
医療の知識が無くても症状から判断して使うことができるのは、過去に医療用として使われ経験から安全性が高いと厚生労働省が判断した医薬品がOTC医薬品として市販されています。
そんなに怖いものではないんですよ。
自宅で常備したり携帯したりして、病院に行くことが出来ない期間のお助け役がOTC医薬品です。
次回からそのOTC医薬品を解説していきますね。