【子育て】インフルからの救急搬送
インフル記事その①「インフルにタミフル不要な3つの理由」
インフル記事その②「そうはいってもタミフル利用を迷うケース」
インフル発症のチビちゃ、
その②の記事で書いたように
これまで高熱の経験がほとんどないので
とにかく40度超の熱が少しでも早く下がるように
タミフルではなく解熱剤服用を優先しました。
インフルエンザとはいえど
さすがに40度を超えることはそうないので、
不安だったし。
でも効かない・・・
からの2度にわたるけいれん発作、
そして救急隊出動・・・
チビちゃに何があったのか、
少しでも参考になることがあればと思い、
まとめます。
ちょっと時系列に並べますね。
≪インフル発熱から搬送、回復まで≫
2/10(土)
AM3時ごろ 身体が火照って熱っぽい
AM7時 検温38.8度
AM9時 検温39.3度
AM10時半 小児科受診
→ インフルA確定
PM12時ごろ 40度超
→ 解熱剤(カロナール)服用
PM17時過ぎ 40.5度
PM18時50分 1回目けいれん発作
→ 30秒ほどで落ち着く
≪ 以後 40度超の熱下がらず ≫
2/11
AM0時45分 2回目けいれん発作
→ 30秒ほどで落ち着き、そのまま入眠
AM0時50分 「♯7119」にcall
→ そのまま救急隊出動
AM1時20分 救急隊到着
→ 呼びかけに反応なく、意識なし
酸素マスクや血中酸素を計る機械装着
AM1時45分 国立成育医療センター到着
→ 体温40.3度、脈拍180over
脳波に若干の異常あり → ホストイン点滴
処置中、一瞬意識戻るものの会話困難
AM2時50分 意識戻らないまま観察室へ移動
AM4時10分 意識回復、意識明瞭で会話もスムーズに。
発熱から24時間のうちの急変でした。
インフルエンザと診断されると
「48時間はお子さんから目を離さないでください」
って言われますよね。
あれ、本当に大事だということを
今回痛感しました。
2度の発作はいずれも30秒ほど。
呼吸が大きく乱れたのがあって
気がつきやすかったのですが、
もし別室にいたりしたら見逃していたかもしれません。
高熱で、
呼吸が落ち着かなかったり、寝苦しそうな時は
子どもの姿が見える場所にいることがとても大事ですね。
また、
けいれん発作経験があるお子さんの中には
熱がそれほど高くなくてもけいれんを起こすこともあるそうです。
体調が悪い時は一人にしない。
これが鉄則ですね。
そして、実は・・・
知らないって怖いと背筋が冷たくなったのは
2回目けいれんの後のこと。
私は、発作を起こした後そのまま寝入ったので、
落ち着いたのだと思ったのです。
ところが
実は
それは
大きな
大きな
大間違い。
彼はすでに
意識がない状態
だったんです。
救急隊の方が到着して、
真っ先に確認したのが
意識があるかどうか。
この時、
「意識レベル10、いや20・・・」
と言われてました。
これ、ジャパン・コーマ・スケールと呼ばれる、
意識状態を確認する指針です。
2桁の数字は
「刺激があれば覚醒するがなくなると眠り込む状態」
にあたります。
自力で意識を覚醒させていられない状態です。
そのままの状態で病院に搬送され、
病院でも改善が見られず。。。
さらに、
脳波の波形にちょっと怪しいところがあるということで、
「インフルエンザ脳症、もしくは髄膜炎疑い」
という説明を受けました。
朝になっても意識が戻らなかったら、
より詳しい検査をするとの説明で、
ひとまずけいれんを抑える点滴を入れて経過観察に。
2度目の発作のちょっと前まで
「ママどこ~?」
って言いながら、こっちへやってきたのに??
夕方にはご飯だって食べてたし、
お水だって時々飲んでいたのに??
金曜日の夕方のお迎えの時は
保育園の先生が
「特に変わりありません。元気です」
って言ってたのに??
たった一日で??
ググる気も起らない・・・
ただ祈るだけ・・・
朝にはまたかわいい笑顔を見せてくれる。
そう祈るしか出来ない。
救いは、
病院に着いてから一瞬だけど
意識が戻ったこと。
それだけを支えに
昏々と眠るチビちゃの横に
付き添ってました。
デジタル時計の数字の進みが
朝に近づいていく中、
チビちゃがもぞもぞと動くたびに
「目を覚ますかも」
そう思って、声をかけてはまた待つ。。。
そんな繰り返しを何回かした後、
ようやく目を開けたチビちゃ。
でも、
声をかけても焦点が合わない。。。
タイミングよく様子を見に来てくれた
看護師さんが、
「ここがどこだか分からなくてボーっとしてるだけかも」
っておっしゃってくれて、
二人でしばし見守り。
ようやく目に力が入って、
「ママは?」
って数時間ぶりの発語。
全身力が抜けて、
ホッとしました。。。
そこからグングン意識は覚醒して、
20分もする頃には
いつものようにおしゃべりなチビちゃの声が
観察室に響いて、
先生には、
「じゃ、帰りましょ♡」
って嬉しいお言葉をいただき、
AM4時35分
まだ真っ暗闇な中を家路に着いたのでした🏡
長い、長い一夜でした。
次回、
この一件で学んだことをまとめますね。