電気ショック
勉強会で右足首が底屈しにくいという方があったので調整してみました。
結構動きにくい感じになっていました。
動画をご覧になって頂くとよくわかりますが、一瞬接触しただけです。
刺激ってこれぐらいで十分なんですよね。
動画の中でコードを持っていますが、これは故間中博士が考案したイオンパンピングコードにアルミ箔をくっつけただけの治療器具(?)です。
鍼灸師の中では結構有名な器具だと思いますがこれをキチンと使いこなすには、それなりのスキルが求められます。
左肘と右膝に一瞬接触するだけで、かなり制限されていた足首が楽になって本人もビックリしてました。
もちろん服の上からですから本当に電気ショックが起こった訳ではありませんが・・・(笑)
超超超微弱電流(たぶん静電場が整流されたのかな~)って思ってます。
鍼治療も一瞬で十分です。
皮膚に接触するぐらいで十分です。
捻鍼も置鍼もいらない場合が殆どです。
余計な刺激は身体を疲れさせます。
できる限り正確な診断を行い、治療はできるだけ短く行うことが大事です。
受講したすぐに感想を頂きました。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
本日はありがとうございました。
未だに右足首は軽いままです。
正確な診断ができれば治療は何でもいい。
筋力検査の意味、純粋思考、診断に時間をかけない、等、すべてが最後の治療に集約されていたように感じました。
まだ身体で完全に理解できたわけではありませんが、中村先生からいただいた情報はしっかりと私の中にインプットされているはずなので、これからひとつずつ積み重ねながら、体感として納得できるように精進します。
組手の時の手の使い方、空間の把握など、本当にその通りだと思います。
私も組手のときは手をうまく使うように意識しています。
また、合理的な身体の使い方を研究することで、どんどん筋肉を使わなくなってきたので、今はあえて筋トレするときもありますが、やる目的を明確にするようにしています。
今日は新しい発見がたくさんあり楽しくてあっという間に時間が来てしまった感じです。
本当にありがとうございました。
(★メッセージのやりとり後)
体は諸行無常…。
今になってじわじわきています。
昨日までなかった痛みが今日はある。かといって、明日もあるとは限らない。
深いですね。
例えば診断においては、時間論で考えるとき、体は常に流動しているので、ある一瞬を切り取って診断するということなのか、神道でいう「中今」という概念に近いのか。
いつか、自分なりの見解が出てきたらまた質問させていただきます。
楽しいです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
とても嬉しい感想を頂きました。
「身体で完全に理解できたわけじゃないけど、情報は私の中にインプットされている。」
って書いてくれてます。
これが私が一番伝えたいことなんですよね。
頭で考えるんじゃなく、情報を魂に伝えるということです。
そこで全てが変化します。
頭で理解してなくても身体にインプットさせれば十分です。
そうなっているかどうかは「楽しかった」って思えるかどうかで決まりますからね。
武道をやっている方なので、手の使い方について同意してくれたみたいです。
これからどんどん意識を中心にした動きを研究してこの感覚を様々な形で沢山の人にひろめていって欲しいなと思っています。
私の伝えたいことは、人間の営みの基礎の基礎部分ですからね。
それ以外は単なる枝葉です。
ここではイオンパンピングコードという器具を使ってはいますが、治療器具は何でも良いとさえ思ってしまいます。
大事なことはこういう事実があるということです。