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マヤ

『W旦那+(プラス)』第138話 三代目妄想劇場

2018.02.14 01:00

一方で理愛は、「O」と「R」のサンプルを掛け合わせることにより、二人の関係を修復し、





自分は愛する剛典との子を宿す目的で、

剛典との性交を望んだ。





成功すれば自分の星に帰り、夫とは別れ、

一人で子供を育てるつもりだった。





本来の目的は、夫とは完全に別なものになった。





しかし本命の剛典も一向に手を出さない。





二人のオーナーの精も必要だったので、理愛はどうしても剛典だけを選べず、それが足枷となった。





「O」と「R」を採取出来ないことを暗号で伝えると、夫はサキュバスを派遣してきた。





仮にも五年間世話になった二人を、

生命に危険が及ばないからといって、

悪魔の手に掛けるわけにはいかない。





そこで、夫には告げずに、サキュバスが来る前に、理愛自身が二人の精を吸いとっていた。





サキュバスに操られていたのではなく、

実際は理愛がサキュバスを操っていたことになる。





サキュバスにはその都度新鮮な牛乳を与え、

理愛自らが採取したサンプル「O」と「R」は、店の業務用冷凍庫にそっと隠しもった。





夫はサキュバスが少しずつ採取していると信じこんでいた。





理愛は本来の目的とは別に、サキュバスを使うことで、二人に謎解きをさせ、再接近を試みた。





そして、採取した精を利用し、二人の遺伝子を受け継いだ子供を作り、二人の仲を元通りにしようとした。





そこには五年分の恩もあった。





End