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実ある教育を語る会

第65回 研究会(2022.8.25)

2022.08.27 13:00

 今回のテーマは、学級会における合意形成のあり方についてである。


1.学級目標はどんなふうに決めた?


○林先生

 子供にキーワードを出させて決めた。


○村田先生

 まず個人目標を決めさせる。クラスで多く出た言葉を提示し、どのようなクラスをつくりたいかを考えさせる。


○石垣先生

 「どんな風に最後終わりたい?」と子供たちに投げかける。


○大島先生

 学年目標を参考に学級代表に案を出させる。そこから一人一つ目標を出させ決める。


○荒木先生

 「次の学年はどんな風になっていきたいかな」と子供に問う。


○松井先生

 個人に紙を配って書かせた。一年後を目指して考えさせた。


○馬淵先生

 自分から子供に発信した。


 参加していた全員が、子供と一緒に、あるいは子供たち主体で学級目標を考えていた。


2.学級会において、どの程度学級目標を意識できている?


○大島先生

 学級目標で掲げた姿になっているかどうかを学級代表に確認し、できていないところを学級会のテーマとして挙げるようにしている。


○林先生

 子供の困り感から学級会を進めているが、なかなか自分ごととして捉えて考えるところまでは到達できなかった。


 ここまで学級目標、学級会の進め方について出し合った。

 ここから合意形成の話に入る。


3.合意形成できている?


○松井先生

 決定に際しては子供たちに投げることが多く、自分自身は「本当にそれでいいの?」という問い返しをする役になっている。果たしてそれで納得できているのかは疑問が残る。


○大島先生

 発言力のある子供の意見に引っ張られたり多数決で決まったりすることが多い。これって合意形成…?


 合意形成には、①多数決②意見の合体③ゆずる④順番を決める⑤条件をつける の5つの方法がある。が、実際に行われるものとしては、やはり多数決が多いように感じる。


○林先生

 合意形成の方法を教えずに決めてしまったが、その方法を選び決めるところから合意形成なのでは?


○村田先生

 安易な多数決はクラスがバラバラになる。


○石垣先生

 学級代表が自分に確認をしてくる。教師が「うん」と言えば通る感じ。


4.行動目標と到達目標について


○荒木先生

 自分勝手ではなく、誰かのための意見を出させるようにしている。そのために、学級目標を取り上げ、何のためにこの学級会を開いているのかを意識させている。



以下、自分の頭の中の整理と感想です。

 話合いの流れをまとめるのは難しいため、実際の話合いの様子が気になる方は、ぜひ気軽に参加してください(笑)本会のホームページ上のメールアドレスに連絡を!

 

   今回の話合いでは、「到達目標」という言葉と、荒木先生の考えが印象に残った。

 学級会で話し合うことは、学級のことである。だから、自分だけが幸せになる、成長する、納得する意見ではダメなのだ。学級全体のことを考えた意見を出し合い、合意形成をしていくためには、子供たちが学級目標を意識している必要がある。学級目標とは、自分が1年後、どんな風になっていたいかという「到達目標」である。それを子供たちが意識しているのならば、自分勝手な意見ではなく、誰もが納得する意見を求めて、合意形成をしていくと考える。「本当にそれで目標に向かっていけているの?」と、教師が学級目標に立ち返るための声かけをすることで、自分たちが立てた到達目標に向け、さらに意見を練り上げていくことができるだろう。

 自分は今、低学年を担当している。子供たちに、年度始めに立てた学級目標がどこまで根付いているのかは、正直分からない。子供の言葉で立てたとはいえ、立ち返る機会をあまり設けていなかったため、根付くといった段階までは達してはいないだろう。そのような状況で学級会を開いたところで、好き勝手な意見が飛び交うのは眼に見えている。「みんなで一つの目標を目指す」ということができていないのだから。

   今後は、到達目標を今一度意識できるよう投げかけ、少しでも全員が納得できる学級会、合意形成ができるように努力していきたい。

                                             近藤  雄喜