『ラストレースへの想い』小林 里駆
9月8日(木)〜11日(日)に全日本大学選手権大会が開催されます。熱いご声援を宜しくお願い致します。熱いご声援を宜しくお願い致します。4年生全員がレースへの想いを綴りましたので、紹介していきます。
今回の担当は、小林 里駆(スポ4・浜松西=静岡)です。是非、ご一読ください。
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「夢」
高校から始めた7年間のボート競技生活も、もうあと少しで終わってしまいます。みんなと一緒にボートができるのもこれが最後かと思うと、本当に寂しいです。
早稲田大学漕艇部で過ごせた4年間は、本当に幸せな時間でした。
入部をする前から、僕にとって早稲田大学漕艇部の存在は、特別なものでした。
初めて興味を持ったのは、同じ浜松西高校の1つ上の先輩である鈴木利駆さんが、早稲田でボートを続けることを知った時です。
当時、大学の進路で迷っていた僕にとって、ボートを続けるなんて考えもしなかった道だったのですが、利駆さんからボート部での話を聞く度に、勉強はほぼ学年ビリで、ボートも全くの無名選手でしたが「遥か高い目標だけど、早稲田でボートできたらカッコいいな」って、大きな夢を持つことができました。
この出会いは、一つの大きな縁でした。
受験生時代も早稲田大学漕艇部はいつも僕の一番のモチベーションでした。漕艇部の2017年のPVは誰よりも見ている自信があります。毎日の受験勉強の合間や、ボートのインターハイのアップ前、センター試験の開始時間ギリギリまで、いつも見ていた記憶があります。
自分の通っていた塾の勉強机にはいつも「早稲田 早稲田」と紙を貼って勉強していました。漕艇部のツイッターで、大会の結果や先輩方が漕いでいる写真を見ては、自分も早稲田のユニフォームを着て漕ぎたいなって、強い憧れを抱き続けていました。
「どうしても早稲田で漕ぎたい。」この夢は大きくなるばかりでした。
そして自分は今、夢を叶えている最期の佳境にいます。
これまでの4年間、自分の憧れる「カッコよくて強い早稲田の選手」を目指し続け、がむしゃらに踠き、突き進んできました。
ゴールもないですし、正直なれたかなんて、自信を持って言うことはできません。
でも、これまで早稲田のみんなやクルーに対して、いつも全力で正面からぶつかって、どストレートに想いを伝えて、少しでも皆の力になりたいと努力し続けてきた自信は絶対あります。
大学最期の夏、
自分の夢見た早稲田の選手になれるように、
憧れの早稲田大学漕艇部に恩返しができるように、
いつも支えてくれた人たちに感謝ができるように、
全力で闘います。
これまで一緒に頑張り続けてきた早稲田のみんなの姿を、しっかりと目に焼き付けて、
自分も思い残すことなく「最期の愛のフルドライブ」で、7年間の最高のボート人生を締めくくりたいと思います。
みんなで優勝しよう!!!
漕艇部に入って本当にたくさんの縁に恵まれました。
お世話になった監督コーチの皆さん、最後までカッコよかった先輩方、いつも僕のダル絡みに付き合ってくれる可愛い後輩たち、そして、4年間一緒に頑張ってきた最高の同期のみんな
本当に本当に、ありがとうございました。