Yooperlite
数ヶ月ぶりに鉱石を出してみました。
やはり視界に入るだけで気持ちが落ち着きます。
また店頭から外す時もあるかもなのであるうちにチョボチョボ紹介させて頂きます。
さてこちらは
「ユーパーライト(Yooperlite)」
以下長くなりますが興味のある方はお読み下さいー。
この石の発見はごく最近で、米🇺🇸ミシガン州に住む男性、宝石や鉱石の商人であるリック・リンタマキ(Eric Rintamaki)氏。
彼が2017年6月にスペリオル湖岸で発見しました。
リンタマキ氏は早朝に紫外線ライト(ブラックライト)を使用して蛍光性の鉱物を探していたときに、ひときわ明るくオレンジ色に輝く小石を見つけました。
その小石は、ミシガン州アッパー半島のルース郡とチッペワ郡のスペリオル湖岸で採集され、アッパー半島に住む人々の愛称である「ユーパーズ(Yoopers)」を由来として「ユーパーライト(Yooperlite)」と名付けられました。
カリフォルニアの地質学者であり蛍光性鉱物の収集家でもあるゲイブ・レイナ(Gabe Reyna)が、含まれる蛍光性鉱物が方ソーダ石(sodalite、ソーダライト)であることを明らかにしました。
ミシガン州では閃長岩はよくある岩石ですが、方ソーダ石については報告された文献はこれまでありませんでした。
ミシガン工科大学とサスカチュワン大学が、リンタマキ氏からユーパーライトを入手し、各種の分析を実施した結果、ユーパーライトには「蛍光性方ソーダ石含有閃長岩クラスト(syenite clast containing fluorescent sodalite)」という学術名称が与えられました。
この岩石は花崗岩に似た火成岩であり、最大の特徴は蛍光性の方ソーダ石を含有することにあります。
この方ソーダ石は、長波長の紫外線を照射すると、ハックマナイトに類似した強い蛍光を示します。
このため、ユーパーライトにブラックライトを当てるとオレンジ色の模様が現れます。
ユーパーライトの起源については、カナダのオンタリオ州にあるアルカリ岩質貫入岩から、大陸の氷河作用によって、ミシガン州に運ばれてきたものと考えられています。
現在スペリオル湖周辺は雪が降り積もっているとのことで次の探索までは年単位の月日を要するとのこと。
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単純に見て二つ並ぶとコロコロして光らずとも可愛らしいのに更に照らせば光るなんて可愛さと格好良さ倍増ー。