一部ベアリング化(加工難易度中級編)
わりとこれくらいなら真似できそう・・・?
夏休みの自由研究として、なぜベアリングにするといいのか考察してみましょう。(まだ夏休みまで遠い)
加工する前に、結果がどうなるのかを予想しておくことがとても重要です。
あらかじめ結果を予想しておくと、実際の結果とのギャップを把握できるので、問題がどこにあるのか、予想と違ったのはなぜかを考えることができます。
次の作戦が当てずっぽうにならないので失敗の確立も減ります。
対象
・もう車軸のブレをなんとかしたくて夜も眠れない人
・単にやってみたい人
用意するもの
・ギアケース(外側)2枚
・フランジ付き内径6mmのベアリング×2 (MF106ZZ等) <等級0なので一番精度が悪いけど安い
作り方
まずケースの穴をベアリングの外径に合わせて広げます。
6mmを10mmにするようなイメージです
リーマーでゆっくり拡張するか、ボール盤で1mmずつ大きなキリで広げるか、方法はいろいろです。
緩いと失敗なので、一気に開けずにベアリングを当てながら少しきついくらいで入るのがベストサイズです。
紙ヤスリを丸めて最後を仕上げるイメージで穴を広げましょう。
今回の改造はここで90%決まります。
ベアリングをはめて確認します。
ベアリングとファイナルギアもきっちりハマるか確認しておきます。
まっすぐくっつかないと軸がぶれるので、よく観察します。
ヤスリで調整が必要な場合もありますが、緩くならないように気を付けましょう。
*ベアリングの内側に固定されますが、ギア部分とフランジ部分は接触してはいけません。 ここが非常に厄介でケースをはめた時にどうしても当たるので抵抗が増えます。
*これを解消するにはさらなる改造が必要なので今回は無視しています。
次に、ギアを入れたらファイナルギア後ろの中間ギアの軸を切ります。
少し出っ張っているはずなので、これをギアと同じ高さにします。
よく切れるニッパーでも軸がゆがむと思うので、デザインナイフかヤスリで高さを低くするのがいいと思います。
斜めにならないように注意しましょう。
加工はこれだけ。
次に組み立てです。
ファイナルギアをベアリングに嵌めます。
(フランジ側から差し込みます)
つぎに、ベアリングをケースに嵌め込みます。
0.3mmのワッシャーを入れて、ケースを閉じます。
ケースのネジは締めすぎるとギアが回らなくなるので、少し緩めくらいがちょうどいいです。
このあたりも上級改造では解消できそうですが、今回は割愛。
これで軸受けのベアリング化が完成です!!やったね!
回転させて軸がぶれていなければ大成功
もし、ブレるようならファイナルギアを他のものに変えてみてください。
(実はここまでやっても、ベアリングにきっちり嵌めていても、軸はズレるんです、、なので予備のいくつかで組み合わせを見ましょう
#タイヤはどうするの問題に続く・・・( ゚Д゚)