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NPO法人こおりやま子ども若者ネットワーク

2022年度第2回車座会議~地域議題を共有する~

2022.08.29 01:35

社会問題は誰によって語られるか??

この事は、その問題の解決方法や道筋にとってとても大きな起点となると感じています。


当事者の語り?

支援者の語り?

行政の語り?

当事者の親の語り?


誰の語りかによって、その問題への光の当て方や

または問題の解き方、解いた先の到達点が違ってくる事は少なくないと感じます。


願わくば、

地域の多様な人が共有できる問題意識と到達点があればよいなと日頃考えています。


その為には、多様な人との議論と共有が必要になります。

こおりやま子ども若者ネットでは2018年の11月から、2022年の3月まで

ほぼ毎月、集まって議論の場を持ってきました。

今年度からは年4回(四半期一回)の開催になるます。

その場を「車座会議」と呼んでいます。

その名前は誰が上でも下でもなく、平場で議論する事を大切したいという願いから名づけられました。


9団体から発足したネットワークですが、現在は31の個人団体が加盟するようになり、

議論に参加する主体が増えてきました。


改めて確認したい事は、「数は力なり」でなく「多様性は力なり」と言う事です。

多様な人が参加すれば、当然、違う意見や考え方が混在します。

そうなった時に、時間をかけて議論する必要があります。


この事は、よく言われる事ですが、言うが易という事は御承知かと思います。


以前、

「子若ネットさんは、具体的な取り組みをしたくないのですね。」

と言われた事があります。


その様に見えるかもしれませんが、私としては歩が遅いだけです。

議論しながら、ゆっくり動いているのです。


誰かの論で、一気に進むのは目に見えて効率的だし

実感も高いかもしれません。

けど、もしかしたら排除された意見や考え方があるかもしれません。


歩が遅いかもしれませんが、多様な意見を出し合いながら

この地域が変わっていく一助になればと願っています。


そんな議論の場に、今回は23名の実践者や教員、高校生、大学生が参加してくれました。

ゆっくり歩く事は、意外と難しい事ですが、

共に歩んでくれる皆さんに、本当に感謝しています。


今回の内容は??

みんなで自分たちのことについて、ゆっくり語り合ったとさ(日本昔話風)。


まだ次回も開催します。

ご関心を寄せて頂ければ幸いです。


こおりやま子ども若者ネット

代表 鈴木綾