指導者の目が行き届きやすい少人数稽古は成長スピードが加速する
名の通った道場や規模の大きな道場は、信頼感が持てますよね。
そこの先生は多くの弟子たちから師事され、対外的にもネームバリューがあります。
できれば、その先生にしっかりと習いたいと思うでしょう。
しかし、いざ稽古が始まって指導を受ける段階になると、そういった道場は
先生の存在が遠すぎます。
一度の稽古で20〜30人くらいとなると、指導者は参加者一人一人を認識できなくなるのです。
直接先生に教えてもらいたいと思っても、十分な指導を受けられるのは高弟のみ。
人数の多い道場では先生に直接教えてもらえることはほとんどありません。
指導役となる先輩メンバーがいたりもしますが、稽古の度に指導役が変わるので、言われる事も毎回違ってきます。
それにより、自分が成長しているのか、上手くいっているのかも分からなくなります。
また、指導役が多ければ情報の観点も増えますが、一貫性がなくなってきて、却って稽古の進め方に迷いが生じる事になります。
結果的には、自分を狂わせるのです。
それが成長速度を遅らせます。
実は、早く上手くなるためのポイントもここにあるのです。
さて、その一方、先生の存在が近くにあり、個人の成長に合わせて稽古メニューが構成されるとすれば、自分に合った稽古ができると思いませんか?
それが適うのはどういった道場でしょうか。
そのキーワードが
『少人数制』
です。
少人数制の道場では指導者の目が隅々まで行き届きます。
その結果として、個人の課題も見えやすくなって、アドバイスも個人に合わせたものとなります。
人数が少ない道場の方が手厚い指導が受けられるのは当たり前です。
もちろん指導側の回転効率は悪くなります。
その点がデメリットになるのは仕方ありません。
しかし、しっかり習いたいのであれば、少人数制の道場の方が良いです。
その時の参加者が数人程度であれば、違うレベルであっても同じ流れでレベルの違う事を教えるのも可能なのです。
少人数クラスは
ほとんどプライベートレッスン
と変わりなく進められます。
学習塾なんかでも「個別指導」を謳いますが、ひとりひとりに合わせた指導を行う事で、成長スピードは圧倒的に変わります。
単に少し体を動かしたい程度なら何でも良いでしょうが、きちんと進めていくならそういった事を考慮した方が良いと思います。
自分に合った指導を受ける事は、成長の近道になるという事を覚えておいた方が絶対に得ですよ。