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KYOSHO RC BLOG

時間が出来たらやってみて!

2022.08.30 21:00

東京ホビーショーまでちょうど1ヶ月となりましたね。

今回は個人的にツボにはまるものが発表されると思うので楽しみにしていてください。



RCカー開発担当の宮崎です。



せっかくの休日にラジコンを楽しもうと思っていたのに猛暑や雨などで予定が狂うことって多いですよね。


そうなってしまうと1日ダラダラしてしまい終わってみると1日もったいなかったなと後悔すること多いですよね?

自分だけ?


そんなときに普段できない(やらない)メンテなんかをおさらいとしてやってみましょう!


では、一気に完バラ・・すると大体ミスります。

特にビスの間違いが絶対に起こるので各パートに分けて作業しましょう。


まずはリヤ周りから開始。


サスアームを外してみましょう。


良く分からない場合は説明書を参考にばらした順に並べると分かりやすいです。


サスアームとサスピンがスムースに動くかチェック。

サスピンをクルクル回してみます。

動きが悪い場合は、サスピンの曲がりをチェック。


ガラス板などの上で転がすとすぐ分かります。

自分なんかスマホの画面の上でチェックしちゃいます。

でもマネしちゃダメです!


外したついでにサスピンをコンパウンドで研磨。

オフロード走行したら大体は細かい傷が入るのでこういったときにやっておきましょう。


次にサスアームの曲がりをチェック。

とりあえず目視でok。


大きなクラッシュの際はもちろん、保管の際にタイヤをつけたまま長期間車を置いておくと常にアームに負荷がかかるので曲がることがあります。

特にエントリークラスの柔らかいアームで起こります。


予防としては、保管の時はタイヤとダンパーは外してシャーシやアームに負荷を与えないのが理想です。

自分はこんな感じで保管しています。


でも車を飾っておきたいこともありますよね。


その場合はシャーシの下に台を置きタイヤを浮かせることで負荷を減らすことができます。

こんな感じ。


でも細かいことを言うと引きダンパーの場合はエアを吸い込みやすくなるので、走行前にダンパーのメンテが必要です。


そして次にベアリングのチェック。


オフロードの場合は、特にリヤの外側のベアリングのダメージが大きいです。

矢印のベアリングが外側に使用していたものです。


一旦ハブから外し単体で回転をチェックしましょう。

ゴリゴリしていたら、内部に土などが入っています。


この場合、適当な容器にパーツクリーナーを入れ洗浄します。

何回か洗浄を繰り返すとシャーと回ると思います。

そうしたらベアリング用の油を注油しましょう。


洗浄を何度やってもゴリゴリが取れない場合は内部のパーツに傷が入っているので、交換のタイミングです。



では、もしこのままゴリゴリのベアリングを使ったら?


最終的にはベアリングがロックします。←何度も経験済


そのまま走行するとベアリングがどんどん熱を持ち、最後はプラスチックのハブが溶けて変形します。そうなるとベアリングとハブの交換と費用もかかってしまうので早目に対処しましょう。


でもその前に走行していてアクセルを離すとブレーキがかかったようになったり、コーナーでスピンしたりカクカク曲がるので違和感を感じたらベアリングを疑ってみましょう。


そしてダンパーとデフもメンテが必要ですが、普段のメンテで触っているということで今回は割愛します。


次にフロント周り。


基本はリヤと一緒ですが、もうひとつステアリング関係のチェックが必要です。

最初にサーボホーンかサーボロッドを外します。

ステアリングがフリーになるようにします。

これでスムースに動く場合は、問題ないので洗浄のみでokです。


渋い場合はいくつか原因があるのでちょっと大変です。


考えられる箇所は次の場所が考えられます。

 ①キングピン部

 ②タイロッドのボール部

 ③ステアリングクランク・ワイパー部


①のキングピンの場合は、汚れ以外にクラッシュで上下どちらかのキングピンがまっすぐになっていないことが考えられます。

一度キングピンを外し再度まっすぐに締め込んでみてください。


しっかり締めきれない場合は受け側のネジ山が広がっているのでナックルの交換が必要です。


②は見落としがちですが、ボールとボールエンドの隙間に砂や土が入り渋くなることが多いので洗浄してください。

傷が入っている場合は交換した方がいいです。


③はステアリングアームとポストの隙間に砂などが入っていることが多いのでここも一旦バラシて洗浄してください。

強化パーツの金属製を使用の場合はグリスを塗るなどしておきましょう。

金属同士が擦れる箇所に油分がない場合は焼き付く場合があります。


あとは車全体のネジを受けている部分を目視で割れなどがないかチェックしましょう。


最後に現場では意外と見落としがちなタイヤの接着剥がれをチェックしておきましょう。



おまけ


来週9/4からスペインで1/8バギーの世界選手権が始まります。


日本からはインファーノ開発者の金井さんが参戦します。

いくつかのスペシャルパーツを作りテストでは好調とのことでレースが楽しみです。


京商からもスタッフがサポートで同行するのでFacebookでレポートがあると思うのでチェックしてみてください。


では!