「鏡」Music Video 公開
はるかぜです。
動画 しゃけ
やっと出せました!本当にうれしいです。
ちょっと長話をさせてください。
「鏡」は、2019年の夏、自分が当時大学で所属していた演劇部のオリジナル公演「人生作家のドッペルゲンガー」に書き下ろした楽曲です。
ある日突然、自分の姿が周りに認識されなくなってしまった少女が、「物語を書くとそれが現実になってしまう」とうわさされる作家と、その周りの人間たちと関わっていきながら、頑なだった自分を見つめなおしていく・・・そんなストーリーです。
はるかぜの活動で忙しくて、全然稽古に顔を出せなかったわたしでしたが、引退前最後の夏公演で音楽を通して関わることができて本当にうれしかった。
ちなみに曲ができたのは小屋入りの日の夜でした。わたしは下北沢にライブをしに行っていて、その日の夜にいろいろあって妹の家に入れなくなってしまって。困りつつも近くにある土手でギターを弾いていたら、なんだか急にいける気がしてきて一気に書いた記憶があるような、あるような。あるような…
「もし曲ができたらはるかぜの曲を使う!」と言ってくれていたのに、本番間際まで全然できなかったから、きっともう流す曲も決まっているだろうな…と思いつつおそるおそる送ってみたら、使いたいと言ってくれて。うれしかったなあ…最後まで迷惑かけっぱなしでした。ごめんなさい。
改めて、書かせてくれてありがとう。大げさでなく、一生忘れません。
そして、このアニメーションMVを作ってくれたのは、演劇部の同期でありこの脚本の作者、しゃけちゃんです。彼女は大学の卒業制作でぜひ「はるかぜ」を取り上げたい、と言ってくれました。このMVはその制作の一部としてしゃけちゃんがつくってくれたものです。
そして!卒業制作の時に作ってもらったMVでは、2nd EP「ああでこうで」に収録されている弾き語り音源を使用していましたが、公開するにあたって、せっかくだから編曲してもらったもので公開したい!と思い、「鏡」をリードトラックに据えたEPを出すことを決めました。
実は、こちらもしゃけちゃんがデザインしてくれたジャケットとレーベル、このMVとリンクしています。持っている方はぜひよく見てみてください。持っていない方はぜひお手に取っていただけたら!↓
編曲は、満を持してのタカヒロさん…!高校生の頃からこの方の音楽がずっと大好きでした。最初に編曲をお願いするならこの人がいい、とこれもまた心に決めていたのです。
素敵にならないはずがないと思っていましたが、想像の上を行くすばらしさでした。お願いして本当に良かった。ありがとうございました。
タカヒロさんの楽曲、ぜひ聴いてください。
総じて良い作品になりました。手を貸してくれたお二方、演劇部時代の仲間たち、そして観て、聴いてくださったあなたに心から感謝しています。ありがとうございました。
2022.8.30 はるかぜ