体温調節
京都市山科区にある病児保育室OLIVE(オリーブ)よりお届けします。
こんにちは!
病児保育室OLIVEです。
みなさんは今朝もお熱を測ったでしょうか。
体温って、絶妙にコントロールされていると思いませんか。
お湯や気温の3℃や4℃はそうでもありませんが
体温が3℃4℃と上がったら大変な状況ですね。
人間の体温は外気温や体調にあわせてとても細やかに
無意識のうちに調節されています。
私たちが体温の変化をいちばん感じるのは
風邪などの感染症にかかったときではないでしょうか。
発熱は、感染症の原因であるウイルスや細菌が起こしているのではなく
自分の脳の指示で起こります。
ウイルスなどの異物が体内に侵入してきたと察知した脳は
体温の設定温度を高くします。
その方がウイルスとの戦いに有利だからと言われていますが
詳しくはまだ分からないことも多いようです。
高い温度環境の方が免疫細胞の働きがよくなり
ウイルスの活動が抑えられると考えられています。
熱の出始めに、体がブルブル震えるようなひどい悪寒を感じることがありますが
これは、脳の指示をうけた筋肉が収縮することで体温を上げようとする反応です。
発熱時に受診すると解熱剤を処方されることが多いかと思います。
この解熱剤、開発された18世紀ごろは、発熱は病的な状態なので
すぐに解熱剤で体温を下げた方がよいと考えられていました。
しかし現在では、発熱は体が身を守るための機能のひとつとされています。
熱が出たからといって必ずしも解熱剤を
使わないといけない訳ではありません。
そして解熱剤で熱が下がったからといって
病気が治ったのでもありません。
無理をせず、栄養や休息を十分にとり体の回復を待ちましょう。
小さな子どもの高熱の場合は、体をしっかり休めるためにも
解熱剤の使用が勧められる場合もありますが、
使うタイミングは、かかりつけ医によく相談するようにしましょう。
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