【物 流】パナソニック カーエレクトロニクス DRIVEBOSSに新機能を追加
2022.09.01 00:50
パナソニック カーエレクトロニクスは、効率配車AI技術を活用し、種々の制約条件を考慮して配車計画を自動で作成するシステム「DRIVEBOSS(以下、ドライブボス)」に新機能を追加し、2022年10月より提供開始する。
従来の配送時間帯の指定機能に加え、積載量管理やドライバースキル等の制約条件を新たに追加し、複数台の車両と数百件の訪問先の配送・巡回計画を一括で効率的に作成できる。この機能により巡回時間や稼働台数の削減による配送・巡回の効率化や、延着・早着(待機時間)を防止する。
導入企業との机上シミュレーション(※)で、配車担当者が作成した配車計画とドライブボスの効率配車AI技術の配車計画を比較した結果、ドライブボスでは、配車計画作成時間を約1時間削減し、ドライバー1人当たりの配送所要時間も約2時間短縮した。また、車両台数も削減できることを確認している。
さらにスマートフォンやタブレットとの連携により、配送先へのルート案内に加え、運転者が時間を要している業務活動日報記録の作成工数の削減と、運転者ごとに異なる、急加速・急減速・速度超過等の運転状況を自動で集約する。こうしたデータを元に安全運転の啓蒙を行うことで、交通事故の予防にも貢献することができる。
同社は今後も配送・巡回業務に特化した機能強化や関連機器との連携などを進め、配送業界の課題解決と新たな価値提供を目指していく。
※ シミュレーション時の条件:27~29台の車両を使用した業務の3配送日の平均値。ルート計画の作成は1人で行った場合
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