JAZZライブに行ってみよう!その1 チャージの話
ジャズ、ボサノバを歌うシンガー雨野亜希子です。
朝晩は虫の鳴き声がリーリーコロコロとすっかり秋めいてきました。
私の一番好きな季節が始まります。(なるべく長く秋がいいなぁ)
さて、ライブの予約をいただいた時に度々受ける質問が、
「チケットはどこで買えば良いんですか?」
「ライブのお金はいつ払えば良いんですか?」
というもの。
ジャズを習っている方からも聞かれるぐらいなので、ジャズライブのいろはって私が思っている以上に知られていないのか?もしかしてそれゆえにハードル高く感じちゃうのかしら?と、ふと思いまして。
確かに、いわゆるバンドのライブともクラシックのコンサートとも違うもんね。
そんなわけで、少しでも気軽にライブを楽しんでもらうために、ジャズライブってこんな感じだよー(怖くないよー笑)というのをあくまでも私目線ですが書いてみようかと思います。
まず先述のチケット〜お金の話。
もちろんお店にもよりますが、そして私が知るのは関東圏での話ですが、まあ恐らくほとんど(9割近く?)はお店に入って、ライブを楽しんだ帰りに、飲食代などと一緒にお店に払うシステムです。なので普通にレストランに行ったときと同じ感覚です。お店からお会計で提示される金額に、飲食代にプラスしてミュージックチャージという音楽代が入っているのです。
他にあるとすれば、入店時にミュージックチャージを払って、飲み物や食べ物はその都度払う、キャッシュオンデリバリーというシステム。これもわかりやすいですね。これの方が飲みすぎを防げます…いや、そんなことないか(どっちだ)。
ミュージシャンは、ライブ後にこのミュージックチャージから、事前に決められた割合分をお店から受け取ります。お客様から直接いただくのではなく、お店を通して受け取るということですね。
なので、事前にチケットを買ったり、チケット代を飲食代と別にミュージシャンに払うというような事はほぼないと思って大丈夫です。
ただし、大きなホールのコンサートや、投げ銭制のライブはまた話が変わってきます。投げ銭についてはまた別で書こうかな。
お店によってはそれにさらにテーブルチャージ(席代)がかかることもあります。テーブルチャージまではミュージシャン側は把握していない事もありますので、事前にお店のHPなどで確認しておきましょう♪
あ、あとお店は基本的に飲食店なので、飲み物などのオーダーはしていただく前提です。食事が充実しているお店もあれば、バーなど飲み物メインのところもあります。ライブ中、お腹がぐーぐー鳴らないように、食事もチェックして行きましょうね(←私が1番気にするところ笑)
ちなみに、ミュージックチャージはお店またはミュージシャンが事前に決めています。バンド編成(人数)やお店の規模、地域性など、様々な条件を加味しつつ、自分のやってきた事にプライドをもって「このぐらいでいこう!」と思ったものの「いや、たくさん来てもらうにはもう少し下げた方が」などと色々な感情がせめぎ合うなかなか面倒な作業です…って最後は愚痴になっておりますが。
さあこんな感じで、ジャズライブの入り口は少しイメージしていただけたでしょうか。
次は最も戸惑う方の多い拍手について書いてみます。拍手ー!