『国葬儀』の前日から「二国間会談」を予定
2022.09.01 06:05
【政治報道】 岸田総理(丁酉)は、令和四年八月三十一日に総理大臣官邸にて記者会見を行った。
冒頭に岸田総理は「今、率直に申し上げて、政治に対する国民の皆様の信頼が揺らいでいると深刻に受け止めております。改めて、総裁選出馬を決意した昨年の原点に立ち戻り、私が先頭に立ち、政治への信頼回復に取組まなければならない。信頼と共感の政治に向け、決意を新たにしております。」と述べた。
- 旧・統一教会(現・世界平和統一家庭連合、総裁:韓鶴子)の問題;岸田内閣の閣僚に関係を絶つとの確約を得た、この点について総理はお詫びした
- 国葬儀;「閉会中審査」にて質疑に応える
- コロナ対策;九月七日より入国者数の上限を五万人に引上げ(円安利用)等
若者・若手に禍根を残さない
二につき、「諸外国からは各国王族、大統領等、国家元首・首脳レベルを含め、多数の参列希望が寄せられております。こうした各国からの敬意と弔意に対し、日本国として礼節を持ってお応えする事が必要だとの思いを強くしております。」と、若者・若手に長く影響する“外交”を重んじる。
「対露制裁」では中堅・シニアの世論により、若者・若手の日露関係に亀裂が入ってしまっている。
以下が、国葬儀の決断理由(以前に同じ)。根拠法は「内閣府設置法」「閣議決定」。
- 国政選挙を六回勝利。憲政史上最長の八年八ヶ月
- 「東日本大震災からの復興」や「日本経済の再生」、「戦略的外交を主導」、「平和秩序に貢献」等の歴史に残る業績
- 諸外国における議会の追悼決議や服喪の決定。各国で様々な形で国全体を巻き込んでの敬意と弔意が示されている
- 選挙活動中の非業の死。暴力には屈しないという国としての毅然足る姿勢
岸田総理は、国葬儀の前日から翌日に掛け、可能な限りで集中的に二国間会談(バイ会談)を行う予定。「その際には、安倍元総理が培われた“外交的遺産”を我が国としてしっかりと受け継ぎ、発展させるという意思を内外に示すと共に、相手国から我が国に示された敬意にしっかり応えていきたいと思っています。」と他国の敬意へ真摯に応対する。
また国葬儀の決断につき、「時の政府が責任を持って判断をする。これがあるべき姿だと思っております。」と責任を明確にした。臣民一人ひとりに弔意は強制しない。
写真:総理大臣官邸