不本意なリフォーム
先日、リフォームコンパス東京表参道店にS様がご夫婦でお越しくださいました。
事前に詳しいお話をお伺いできていなかったので、
まずはご計画内容についてお話をお聞きすることになりました。
S様のお住まいは築10年目のマンションで、実は漏水で困っていらっしゃいました。
ある日床下に水が溜まっていたことが判明し、その後調査をした結果、
ある設備機器の不具合があったことが判明、そのメーカーとの交渉して先方も不備を認めており、
昨年のうちに床をめくってほぼ全体的にメーカー負担で解体をされている状況だというのです。
築10年で大掛かりにリフォームをされるケースというのは、無い訳ではありませんが、
やはり数は少なく、レアケースだと言えるでしょう。
また、それがお客様の要望でという訳ではなく、設備機器の不具合であったことに起因しており、
これもまた珍しい事例だと思われます。
幸いメーカー側が非を認めているとのことでしたが、建築した会社も既に手を引いており、
お客様側で用意した見積書を元に交渉を詰めていく必要があるようなことでしたので、
しっかりと安心できる会社にお任せしたい、というお考えでいらっしゃいました。
先ほどは珍しいケースだと書きましたが、本当にご苦労されていらっしゃったかと思います。
また、せっかくご購入されたマンションがこういった形で手を入れざるを得ない様なことになっていらっしゃいますから、
むしろ今回のリフォームは、しっかりとご満足いただけるものにしていただくべきだとも思われました。
一方で、こうした保障問題を含んだ事例の場合、リフォーム会社の中にもリスクと判断し、
対応をしてもらえないケースも出てきます。
そこは実際に相談をしてみなければわからないところではありましたが、
まずは技術力や提案力を元に、しっかりとした対応に期待ができる会社を3社ご紹介させていただくことになりました。
リフォーム内容が決まっても、まだメーカー側との交渉も進めていかなければならないということで、
本当に大変なご事情かとは思いましたが、
S様ご夫妻はご来店いただいたことで少し肩の荷が降りた様なご様子で、
ホッとしたお顔を見せてくださいました。
ぜひ、素敵なお家にしていただけたらと思います。
S様、ご来店いただき本当にありがとうございました!
Kousuke Kitamura