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PONDALIZE 2022

8/31雨乞いの香り、制作はじまる

2022.09.01 08:00

2022年8月31日残暑の厳しい中、

出展者の木村京子さんが比企郡にフィールドワークにやって来た。

今回、木村さんは、雨乞いの香り(Aroma that evokes memories of rain-making)制作に

取り組まれている。


出展者に滑川の歴史や文化を知ってもらおうと梅四郎と谷津田イノベーション研究会と共同で開催して来た月1の沼タイズ・スタディーズ。スタディーズを介して、木村さんはこう語られている。


「滑川町など比企丘陵には多くのため池(谷津沼)が点在し、古くは古墳時代から森と沼

の循環が地域を支えてきたことを学んできました。滑川町は市町村の面積あたり沼の比率では全国一位で、ため池ごとに地域コミュニティができています。


その一つ「両頭庵沼」の名前の由来として「両頭の大蛇」という印象的な物語が伝えら

れています。また、伊古乃速御玉比売神社では、あたかも物語を再現するかのような雨

乞いの儀式が受け継がれてきました。


自然の権威に粛々と従いながら日常の農作業を営む村人にとって、神社に集まり、生き

た「やまかがし」を入れた長さ5メートルあまりの藁蛇を作って、笛や太鼓の囃子とと

もに山頂に登る雨乞いの儀式は、どんな体験だったのだろう。


雨雲が近づくにつれて高まる興奮から、新たなものが生まれる可能性を持つ雨上がりの

しっとりした穏やかさに至る物語を、香りのアコードで表現してみたい。」と。



この思いを受けて、

まずは、本日は、展示会場候補の見学へご案内。

埼玉県比企郡嵐山町にあるケアホームアスクに隣接するアートサロンに立ち寄った。


ここは、地域に根ざして30年の実績を持つ社会福祉法人昴さんのグループホーム。

嵐山町鎌形のデイセンターウィズに通われる方のグループホームに隣接するアートサロンだ。現在は、嵐山町やグループホームの住人さんが気軽に文化芸術を楽しめるような空間にしようと、地域連携アートコーディーネタ担当の小林みゆきさんがグループホームの職員さんや地域の方と場を立ち上げている。

今回、この場を木村さんにご紹介したのには、理由があって、

このグループホームには、なんでも香りに関心のある住人さんがいらっしゃるとかで。。。

コーディネータの小林さんが木村さんとアートサロンさんを繋いでくれた。

顔合わせが終わり、木村さん、小林さん、グループホームの世話人さん管理人さんらでやんわり企画会議が始まる。ホームの職員さんも小林さんも木村さんの沼や森林の香りのアート制作に興味津々の様子。。。

早速、作家トークと香りの体験会 10月16日、16日実施の計画が進みはじめた。

一般の方も参加可能。皆さんも、予定しておいてくださいね。



お昼休憩を挟み、嵐山町から滑川町へ徒歩で移動される木村さん。

自転車も車も乗らないんです〜、と

ひょうひょうと携帯片手に次のフィールドへ向かわれた。

|作品名|雨乞いの香り(Aroma that evokes memories of rain-making)

|展示会場| ケアホームあすく アートサロン内

     埼玉県比企郡嵐山町大字平澤249−1

     *駐車場は、ございません。公共の交通機関をご利用ください。

*最寄駅:東武東上線武蔵嵐山駅 徒歩15分

|開催時間:10時から15時(途中休憩あり)

|作家 在廊日|

 日時:10月10日〜10月30日

 期間中の水曜&日曜(ただし、10/9、10/30を除く。10/30の代わりに10/29在廊。)

 時間:10時から15時

|関連イベント|

作家トークと香り体験

16日(日)13時半〜

19日(水)10時半〜、13時半〜 開催予定 


|作家プロフィール|

慶應義塾大学文学部卒(英文学専攻)。翻訳者。

2016年からSDGs(持続可能な開発目標)の普及啓発に携わったのを機に「自然の香りの

ある豊かな環境」の価値を痛感。嗅覚を中心に五感に働きかけることによって、香りの

面白さや奥深さ、人と植物の関わり、自然環境の大切さを、多くの人たちに伝える「香

育屋」としても活動を開始しています。

アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピーインストラクター、アロマブレンドデザ

イナー、アロマハンドセラピスト、エシカル・コンシェルジュ、ハーブコーディネータ