触れるコミュニケーション
いつも思うんです
触れることって
実は触れられていること、なんだなって。
こんな風に感じてます。
手で語ることがある
手から伝えることもある
言語を持たない青年たちとの交流は
余計な言葉のやり取りとりがなく
実にシンプル。
嫌ならば寄ってこない
気に入らなければ背中を向ける
アロマタッチが嫌な時は、手を引っ込め
圧が気に入らなければ眉間にしわ寄る
今日はそんな気分じゃないんだ!
口を結んだり、強く目をつぶる表情から、
手の開き方、肩の力みから見る体のこわばり
身体がみんな教えてくれる
叫んでくる!
気持ちいいな、もっともっと~~
不快なんだよ、やめろ~~~。
直球で感情を投げてくる。
そこで
受け止める度量が大事。
せっかく来たのに
ここで何としてもやってあげたい・・・
なんてことは施術者は、ご法度ですよ。
そんな感情を受け止めながら
緩やかな関係性を築いていきましょう
近いうちにチャンスはやってくる、絶対。
それまではコツコツと顔見せて
信頼関係、ラポール形成をつくっていきます。
他人に真から癒しを提供したいならば
相手から要注意人物のレッテル張られないようにします。
安心人物になりましょう。
心底リラックスするときって
相手を信頼安心して心身ゆだねる関係性で
成り立っているものなんです。
そんなことをはっきり示して教えてくれるのが
こちらの施設の知的障害を持つ皆さんです。
飾り立てのない彼らの世界が好きです。
だから、彼らとの触れ合いが私には大切。
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訪問はじめてから 手をあずけてきたのは8か月あとのこと
今では、こんな柔らかなくしゃくしゃ顔に。
おでこを自傷するのは続いているけれど
そっちに行きたくなる気持ち、軽減出来たらいいな。
なかなか黙って座っていない彼。
歩きながらロッキングしているので体力はバッチリ。
「ここに来る?」ってサインしたら
まんざらでもないようにして座ってきた。
そのあと、お顔にファーストタッチでこの表情!!やったね。
糸をほぐすのが好きな彼
めったに顔を上げて他人と交流しないのだけれど
この時は積極的に座ってきました。
一緒にだったアロケア仲間の千鶴子さんの
笑顔に誘われたんだなd(⌒ー⌒)!
タッチケア
カメラ目線で『いいんじゃない!』
なんて語りそう✨
この日も
ストレートな感情を真摯に受けとめて
施設をあとにしました。