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江東区亀戸美容室 ちょっと変えたいあなたのために one,s PLACE 美容師 相澤一也のブログ

第五回 抗がん剤後に生えて来た髪の毛へのアプローチ。働き方革命〜 病気になっても、いつもの美容室に通えるように 江東区 北砂美容室

2018.02.17 12:50

2人に1人が生涯なんらかのがんになる時代

特に乳がんは、女性の12人に1人が罹患するといわれています。

発症する年代も、40代後半が最も多くなっています。

これは僕達世代の美容師にとってメインのお客様年齢層なのではないでしょうか?




がんを治療するお客様と携わってきた経験で、

がん治療を受けているお客様は

<普段担当してもらっている美容師に相談したい。>

そう思っている方が多かったのです。


「がんに罹患し、治療で抗がん剤を使用することになった」

このようなご相談を受けた時に、

我々美容師が、どういった対応をしていったら良いか。

美容師として、お客様にどのようにフォローしていったら良いかをまとめていきたいと思います。




(40代 男性 急性白血病 抗がん剤治療後、第3クールを終え 生えて来た髪の毛を整えにご来店)


↑元は超がつくほどの直毛でしたが、


↑生えて来た髪の毛は、柔らかくフワフワとしたくせ毛に


↑男性も女性もトップからフロントにかけて、伸びずらい、薄くなる方が多いです。




<この時は、周りのポワポワとした所を刈り上げてバランスをとって行きました>






↑うん。男のベリーショート完成

バランス良くなりましたね。



そして 3ヶ月後

びっくりしないでくださいね。


↑復髪!!

といって良いんではないでしょうか?

↑抗がん剤も副作用の弱いものに変わり、身体も楽になったようです。

くせ毛は変わらずですが、少しづつ無くなっていくと思います。

「Mさん あと1クール 頑張ってください!」





(50代女性 骨髄移植前後、抗がん剤と放射線で脱毛されたお客様  )

↑ウィッグから飛び出る毛が気になりご来店。これを機に白髪染めは辞めました。

↑上記の方と同じように周りを整えてバランスをとりました。

↑やはりフロントとトップを気にされて、トップピースの購入を検討されていましたが、様子を見てみるとの結論に。

少し気長に待つ、、、大変ですが、これが解決法かもしれません。









そして、みんなのアイドル 

マツキヨさん

↑脱毛時はこのような状態でしたが、

現在は!!





↑こう!!



↑AYAさんは

↑こう!!




みなさん 生き方が素敵です!!

僕は、いつもお客様に教わっています。




抗がん剤の副作用による脱毛は

・薬が終わる、変われば、また生えてきます。

・生えて来た髪は、細く、くせ毛

・トップからフロントが、産毛っぽく伸びてきずらい

・周りがフワフワしてくるため、調整してあげると◯

・経験上、放射線による脱毛の方が、伸びて来ずらい印象を受けます

・縮毛矯正は細心の注意を払わないと、髪の毛がチリチリになりますので、専門知識の無い方はやらない方が良いです

(下記リンクに記事あり)



次回は、<医療用ウィッグのカット>

について書きたいと思います。




今回のブログが、現在副作用で一時的に脱毛している方の勇気と希望になることが、僕の願いです。



↑よろしければこちらのリンクもお読みいただくと、復髪したお客様達と出会えます





高齢化社会

がんの方が、爆発的に増加することが予想されています。

それと同時に医学の進歩で、がんの死亡率は減少しています。

病気になっても、今までどうりにいつもの美容室へいける社会へ

これは

美容師にとっても <働き方 革命>なのではないでしょうか。

僕はお客様が病気になっても髪に責任を持つ。そんな美容師を目指しています。

みなさんで取り組めたら、お客様が悲しまない優しい社会になりますよね。


それでは また お会いしましょう。




お客様に相談をいただいた際にご質問いただければ、僕の出来る範囲で答えさせていただいております。↓