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漢方ではウイルスへの有効性に注目。秋の七草「キキョウ」

2022.09.11 23:16

桔梗(キキョウ):キキョウ科キキョウ属、日本・中国・東アジアを原産国とする植物。開花は6月~9月で濃い紫色の星型の花びらが美しく、万葉集にも登場し武将や名家の家紋に採用されるように、日本では古くから愛される花です。

一般的に知られる秋の七草は・女郎花(オミナエシ)・薄(ススキ)・桔梗(キキョウ)・撫子(ナデシコ)・藤袴(フジバカマ)・葛(クズ)・萩(ハギ)。

画像のような園芸種は八重咲や斑入り、ピンク色など品種も多彩。

ショップにも定番花として並んでいますが、野生種は個体数が激減しており今や絶滅危惧種に指定されてしまっています。

桔梗というと、この数年のコロナ禍で注目された漢方薬にもその名前が登場していました。

メディカル誌の医師掲載情報では、オミクロン株に有効性がある漢方薬として、葛根湯(かっこんとう)と小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうききょうせっこう)が挙げられています。

漢方界でもメジャーな薬である葛根湯は植物の葛(くず)が原料で、解熱や発汗、風邪の初期症状、肩こり、神経痛に効果があります。

そして小柴胡湯加桔梗石膏の原料となる生薬に桔梗(園芸種ではありませんが)、効能はのどの痛みや腫れ、痰、声がれを緩和、抗炎症作用があります。

他にものどの痛みに効くという桔梗湯もあり、トローチなどに配合されている薬もあるようです。

なかなか先の見えない感染状況ではありますが、漢方薬、植物の力でもサポートできるのなら心強い限りです。とはいえ飲用時は、各自の体質や状況に合わせて、専門家に相談の上処方してもらうようにしてくださいね。