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2年生:言語発達障害演習Ⅲ

2022.07.22 11:25

今回の言語発達障害演習Ⅲでは、脳性麻痺のご本人【高校生】に自身の体を使って脳性麻痺を知ってもらう講義をお願いしてみました。

講師の久保田さんは特別支援学校に通う高等部1年生です。

月に一度伺っている特別支援学校でスカウトしたのですが、保護者の方も本人も初めてのことで少し緊張されていたかと思います。

しかし、講義で聞いただけではイメージが湧きにくい脳性麻痺ですが、実際に会うと思った以上に話せる様子や、麻痺に伴う発話の状態などイメージするきっかけになったと思います。

彼女の存在、会えただけで学生にとっては大きな学びになりました。


今回はPTの馬屋原先生にもコラボ講義を依頼し、脳性麻痺の体や、ストレッチの意味意義、装具や車いすについて解説いただきました。

後半は言語評価、コミュニケーション評価の実際を実演し、学生はその観察から評価を行いました。

評価はもちろんですが、彼女と私の掛け合いをみて、評価ってそんなに堅苦しく行うものではないこと、そのやりとりの中にそっと織り込んでいる技法に気づける視点が持ててきていること、学生の気づきから、学生の習得度が見えて、伝えたいことが伝わっていることを嬉しく感じられた演習となりました。