インドネシア視察
8月末、4年ぶりにインドネシアの視察に行ってきました。
インドネシアに到着してまず驚いたことは、交通渋滞の改善です。
この交通渋滞はインドネシアの名物とも言えるもので、以前は渋滞に巻き込まれて、ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港から市中心部まで移動するために3時間はかかっていましたが、今回は1時間で到着しました。
工場間や帰国時の移動も含めて、一度も大きな渋滞にあいませんでした。
駐在している従業員によると、「雨が降ったり事故が発生したりすると、今でも時間が読めないときがあるが、渋滞はずいぶん減った」とのことでした。
よく見ると、以前にはなかった高速道路が整備されていたり、新幹線網も建設中だったりと、確実に経済発展を遂げていることを感じました。
10年前からのベンチマーク
私は、コロナ禍以前は、中国や東南アジア各国を年に1回は出張で訪問しており、各地をベンチマークしていました。
その間、中国やベトナムの経済発展は目覚ましく、毎年その変化のスピードに驚かされていました。
タイは、中国ほどでないですが、着実に変化を続けていました。
インドネシアは、訪問していなかったこの4年間で予想以上に発展しており、私の観念を大きく変えるものでした。
インドネシアの急速な発展も、「過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応」を実現している一例なのではないか、と感じました。
部署間の壁を越えて
また、今回現地3会社(TRID、TRHI、FTR)の工場を視察し、拠点長や駐在員の皆さんとお話ししました。
コロナ禍でのさまざまな苦労には、頭が下がります。
また、うれしかったことは、駐在員が会社間の壁を越えて仲良く協力しあって困難に立ち向かってくれていたことです。
事業本部が異なると、意思疎通が少し疎くなる感がありますが、現地では生活環境も似ていることもあり、部署間・拠点間の壁を越えてうまく補完しあっていました。
こういった成功例が、日本を含め各地で自然とできてくると、より良い会社に成長していきます。
ぜひ、このような成功例をグローバルに展開していってもらいたいと思います。