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HONDA CBR400F 1983

2018.02.17 10:32

HONDA CBR400F 1983

 "可変バルブシステム(REV)"と呼ぶ斬新なアイデアを持って開発されたス−パ−スポ−ツモデル。使用する回転数に応じて作動バルブ数が変化。低回転域では2 バルブだけが作動して、4 バルブのデメリットであるバルブオ−バ−ラップによるガスの吹き抜けや流入速度の低下、燃焼効率の悪化を制御しようとするものである。

 このシステムは、使用回転数8500rpm で 2→4 バルブに切り替わる。この時のエキゾ−ストノ−トは中々に刺激的だ。ブレ−キはインボ−ドを廃し、前2 /後1 のトリプルディスク。"サイクロイドパタ−ン"と呼ぶ軽量のマルチホ−ルのディスクにデュアルピストン・キャリパ−の装備。年々激しくなるレ−ス(F-3) に対応している。

 既に、パワ−ユニットも水冷化の時代に、敢えて空冷でチャレンジしたあたりは、4 サイクルに対するホンダのチャレンジング・スピリットと評価もされた。出力は勿論ダントツの58psを発揮。翌年に発売されたスズキGSX-R やヤマハFZ-Rの水冷勢(59ps)にも、決して劣ることない動力性能を維持していた。ホイ−ルは" NSホイ−ル"と呼ぶ軽量のコムスタ−。フレ−ムはシルバ−色の角型スチ−ル。フロントにはTRAC(アンチダイブ機構)を装備している。