おもちゃ『ミラン調理器具セット』

ミランのおままごと調理器具セットを取り上げます。ミランのおもちゃを手にしたことのある方はお分かりだと思いますが。木にもかかわらずその何とも言われぬ柔らかな感触と温もりに心地よさを感じることができます。

両手鍋は鍋本体はペイントがされており蓋は無塗装の木質の手触りが感じられ、そのコントラストがまた可愛く見えます。大きさの異なる蓋を間違えることなく鍋本体と蓋をのマッチングさせることを学ぶと同時に道具の名前も覚えてみましょう。お鍋を全てまとめてお鍋と呼ぶことよりも、フライパン、両手鍋、片手鍋、ミルクパンなど様々な呼び名があることも知っておくとものの見え方が異なってきます。

また日本では落とし蓋という調理法もあることからサイズの異なる蓋を使用することもお母様と一緒に遊びながら教えたり、実際に料理をしている場面を見せ遊びの中で反映させ展開できればいいなと思います。私は食器用スポンジを高野豆腐に、魚のおもちゃ赤い木玉で鰯の梅干しに見立て落とし蓋遊びをしていました。すると苦手な鰯も克服して食べることができました。

フライパンの柄が思いの外分厚く持ちにくささがあるかと思えば、握ってみるとそうでもなく却って持ちやすさを感じます。オムレツを作るときにフライパンの持ち手をトントンと叩いたり、フライパン返しを行う技術を真似る遊びをしてもいいでしょう。２０２２年１０月２６日に取り上げる友愛玩具のオムライスを入れて遊んでもいいかと思います。

２種類のまな板がありお肉やお魚を切るのは長方形のものを、果物や野菜を切るのはリンゴタイプのものでという具合にまな板を使い分ける衛生上のこともままごとで学ぶことができます。このような遊びを通して実際に料理を作るときに実践として活かすことができればいいでしょう。