最期
末期がん患者に寄り添い、支える39歳の緩和ケア医による
家族が患者を支え、最後まで人生を輝かせるための方法
闘病の末、末期と診断されてしまった……。
まだあきらめずに抗がん剤などの治療をし、少しでも長生きしてほしいと治療に希望を託す家族も少なくありません。
しかし、場合によっては、過度な治療によって体調が悪化したり、残された時間を思い通りに過ごせないこともあります。
それは患者さんのためになるのでしょうか。
本書では、末期と診断された8人の患者さんの姿を通して、在宅で緩和ケアを行う著者の緩和ケアノウハウを伝えます。
残された時間を家族と精一杯生き切る姿は、がん患者さんや家族に勇気を与えてくれるはずです。
内容(「BOOK」データベースより)
14年間で1000人を看取ってきた39歳の若手緩和ケア医が語る、末期がん患者が最期まで自分らしく過ごす在宅医療とは―患者と一緒に考え、支え、寄り添い続けた「治らない病気の専門家」が、末期がん患者を支える方法を解説。
内容紹介
1000人を看取った緩和ケア医による、
自分も家族も「満足死」のすすめ。
自分が死ぬときに、
「あれもできなかった」「これもできなかった」と
後悔しないために。
家族が亡くなるときに、
「本人の希望を叶えてやりたかった」と
後悔しないために。
本書は、
・笑顔で死にたい人
・笑顔で看取りたい人
という2つの視点で展開する、新しいタイプの死生観本です。
両方から眺めることで初めて気づく、
よりよく生き、よりよく逝くための心得とは?
あなたがこれまで死に対して抱いてきたイメージを捨てて、
ゆっくりとページをめくってみてください。
自分も家族も「満足死」を迎えるためのヒントが、
きっといくつも見つかると思います。
◎主な内容
~笑顔で死にたい人へ~
・50代から本気で「自分の死」を考える
・死の話は元気なうちに自ら切り出す
・エンディングノートは書いたほうがいい
・家族の心配をし始めるとキリがない
・死に様を見せるのが子孫への最期の教育
・愛する人に「ありがとう」を伝える
~笑顔で看取りたい人へ~
・キュアにこだわらずケアの視点を持つ
・家族の都合で延命治療をさせない
・「お迎え現象」は歓迎すべきもの
・虫の知らせや生まれ変わりはある
・お迎えのときに現れる兆候を知っておく
・看取りの瞬間がその後の人生を左右する
著者について
石賀丈士(いしがたけし)
1975年4月27日、大阪府大東市生まれ。緩和ケア医。
2001年三重大学医学部卒業後、三重大学附属病院、山田赤十字病院に勤務。2009年7月、三重県四日市市に、緩和ケアを中心とした在宅医療専門の「いしが在宅ケアクリニック」を設立。現在は常勤医師6名体制で常時300名以上の患者への訪問診療を実施。年間250例近い在宅での看取りを行っている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石賀/丈士
医療法人SIRIUS理事長、いしが在宅ケアクリニック院長。1975年4月27日、大阪府大東市生まれ。緩和ケア医。2001年三重大学医学部卒業後、三重大学附属病院、山田赤十字病院に勤務。2009年7月、三重県四日市市に、緩和ケアを中心とした在宅医療専門の「いしが在宅ケアクリニック」を開設。現在は常勤医師6名体制で常時300名以上の患者への訪問診療を実施。年間250例近い在宅での看取りを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)