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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

ファイナルファンタジー6が僕に教えてくれたこと

2018.03.03 15:00


FF6と書いて、あなたはどう読むだろうか。


ファイナルファンタジーⅥ。


うん、それは知っている。私が聞きたいのは、ファイファンか、エフエフか、ということだ。


子供の頃はファイファン派が多数だと思っていたが、大人になるにつれ、いつの間にか会う人会う人エフエフ派ばかりになっていった印象がある。ドラゴンクエストはドラクエ、ミスターチルドレンはミスチルなのに。


いつかファイファン派が世界を支配する夢を見ながら、今日は最近クリアしたFF6について語りたいと思う。塾ブログなのにゲームの話なんてと思うだろうか。うるさい。そこには、物語と大いなる学びがあるのだ。


それに元々そんなに塾ブログっぽくもないので許して欲しい。うるさいって言ってごめんなさい。



FF6が僕に教えてくれたこと



主人公はいつも、一人だと思っていた。


ゲームだけじゃない。小説も、ドラマも、漫画だってそう。多くの物語は、たったひとりの主人公を軸に語られると。


それは、話がわかりやすくなるだけでなく、感情移入をしやすくする効果もある。ライバルの登場も、悲しい別れも、成長の過程も、ハッピーエンドも、すべては主人公の物語を彩るためにあるのだ。だから、僕らは物語の中の彼らに、強い憧れを抱く。


でも、人は誰もが大人になるにつれ気付いてしまう。「あ、この世界の主人公は私じゃないんだな」って。


子供のころ、FF5の主人公バッツが好きで、その物語に夢中になっていた私は、エクスデスとオメガと神竜を倒した後に、しばらく燃え尽き症候群のようになっていた。6にすぐさま進んでも良かったのだが、「主人公女性だってよ」という友達の一言でちょっと萎えてしまった。


女性の主人公が良いとか悪いとかという話ではない。主人公に感情移入できるかどうかは、それなりに当時の私にとっては大切な要素だったのだ。


私はそこでFFから離れた。


ちなみに、多分友達が言っていたFF6の女性主人公というのはティナのことだったのだろう。魔導アーマーを乗りこなし一人だけめっちゃ技が使えるズルい女。帝国の戦士の一人だったが、その生い立ちには謎が多く、その謎は物語の核心へと触れる重要な鍵となる。うん、主人公っぽい。


幾数年が過ぎて、たまたまiPhoneで下の画像を見た時にも、「一番先頭に居るしなぁ」と感じたうすい記憶がある。ただ、その時にこうも思ったのだ。「ん?バッツみたいなの、いる」





すぐさま調べてみた。彼の名はロックといった。トレジャーハンターといういかにも主人公っぽい響き。それに、その後ろに居るマッシュも主人公っぽかった。必殺技を使う武闘家という設定もこれまた主人公っぽいではないか。後からわかったが、二番目に並ぶエドガーというキャラはそのマッシュの双子の兄だという。それはそれで主人公っぽい設定だ。しかも王様らしい。


一番後ろの髪が伸びた波平のような男も気になったが、下のモヒカンファンキーじじいも気になった。忍者みたいなのもいるな。下段の一番前も主人公っぽいぞ。今更どんどん気になってきた私は、検索をかけた。


「ファイナルファンタジー6 主人公」


すると、そこに書かれていたスクウェアの公式見解は、私の想像を遥かに超えるものであった。


「味方キャラ全員が主人公」


なんと!


全員が主人公なんてことがあり得るのか。疑心暗鬼になりながらゲームの世界に足を踏み入れるとあら不思議。本当に、全員が主人公だった。


生い立ちに謎がある魔導少女。世界を股にかけるトレージャーハンター。機械を極めし一国の王。王の地位を捨てたさすらいの武道家。帝国から逃げ出した女性将軍。因縁のある孤高の殺し屋。妻と子を想う武士。やさしい目をした獣のような少年。飛空艇を操るイケメンギャンブラー。モンスターの謎を追う魔法使いの老人。すべてを描き出す運命の少女。おどるマスコットキャラクター。さいはてからやってきた雪男。ものまねをするあいつ。


物語を進めていけばわかるのだが、魅力溢れる各々のキャラクターのイベントの量やつながりがすごい。まさに運命で結ばれている仲間たち。個人的なオススメはシャドウのイベントだ。まず犬が良い。


生徒諸君。もしも勉強の合間にゲームが必要となったなら、この「主人公がいっぱい」の元祖的な作品で、ぜひ大切なものをたくさん見つけて欲しい。物語中盤の衝撃的な事件を経て、それぞれ成長して集い巨悪に立ち向かっていくという王道ストーリーはもちろん、随所に盛り込まれる個々のキャラクター達の物語にも注目してみよう。


自分の身の回りにも、大切なものがたくさんあることに気付けるはずだ。自分たちが生きていることが、いかに奇跡的なことなのか、わかるはずだ。


そして、


自分だってこの世界を動かす主人公なのだと、少しだけ自信が持てるはずだ。


君は、この世界の大切な主人公の一人。


忘れないでね。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

ゲームからだって学び自分を成長できる!