二人の逆襲
2022.9.4
福岡市・北九州市・下関市対抗陸上競技大会
中学校最後の110mH(91.4/9.14)
このハードルの高さで跳ぶ最後の大会
三都市対抗に出場するのは最初で最後
足首の捻挫が大事に至らなかっただけでも
ありがたい
ただ…
さすがに前日1回だけの練習では
身体の感覚が99.1から戻らず苦戦…
手首と腕もズキズキ疼く…
朝のアップでは
前日に続き身体が動かず
全然跳べなかったとの事…
それでも
大事なことは
出場できることに
走れることに
一つ一つの機会に感謝して
ベストを尽くすこと
動きが固く
いつものトウゴの空気はなく
表情は良くない…
トウゴなら何かやってくれるんじゃないか、
ひょっとするとひょっとするかも…っていう
あのいつもの期待感やワクワク感が無く
トウゴらしさのない佇まいで
久しぶりに嫌な予感…
実際、トウゴでさえ他県の選手に比べると
身長も体格も小さく見えるが
それ以上に気持ちが乗っていない…
対抗男子110mH 決勝
この一本だけに集中して
トウゴ、絶妙なスタート‼︎
しかし…
別の選手がフライング
スタートやり直し
(あとでトウゴに聞いた話では
この時に集中が切れてしまったよう…)
気を取り直して
再びスタート
スタートからやや遅れ…
トウゴらしさのないスタートと
1台目へのアプローチ…
いつものトウゴの走りのキレが全く無く…
前半からすでに置いて行かれ…
後半も鈍い走り…
残念ながら、
キレがなく
トウゴらしさが全くない走りでした…
110mH決勝5位入賞
不甲斐ないボロボロのレース…
1位と2位の選手は全国大会にも出場した
記録もかなり格上の選手たち
他の選手も速かったとは言え
トウゴの持てる力を発揮していたら
3位以上は十分可能な状況でしたが…
久しぶりに落ちたレース…
身体が動かなかったり
色々調子が悪かったと言えども
後から染み染みと、
落ち込んで… 悔しんでいました…
中国大会入賞、ジュニオリ代表内定と、
これまで目指してきた目標を達成したことで
そのすぐ後のレースに
正直、あまり気持ちが乗っていなかったのも事実だろうと…
とは言え、厳しい結果の世界
この現実を直視し
次にどういうスタートを切るかがとても大事
一度 落ちたことで
これからまた這い上がっていける
チャレンジャーとして
新たな大きな目標に向かって
泥臭くやってやろうと…
この日があったから、そのお陰で
もっと強くなれて良かった、と
来月末にはそう言えるように…
トウゴの逆襲はこれから
ジュニアオリンピックという夢の大舞台で
トウゴらしい走りができるように
透悟物語、つづく…
追伸:もうひとつの逆襲
ユキちゃんは先日の怪我の影響で
一週間、部活を休み…
今回の記録会(100mH・100m)も欠場
ハードル辞めて別の種目をやってもいいし
陸上辞めてもいいよと伝えたら…
「えっ⁉︎ 何で? ユキちゃん辞めんよ 」
サラッと答え
ユキちゃんにしては珍しく
瞳の奥に闘志が見えました…
正直、トウゴ以上に燃えていたユキちゃん…
トウゴと共に それぞれに
二人揃っての逆襲が始まります…
大きな転倒を経て
また一段と
心の強い選手に…
そして
芯の強い女性に…
これからも
いくらトレーニングとケアを積み重ねても
ハードルで怪我する可能性は十分にある
結果が出ない日も悔し涙を流す日も
これからたくさん訪れることだろう
そういう環境の中で
学校生活を含めた競技生活とどう向き合い
どう取り組んでいくか
辛いことも嬉しいことも
今の経験のひとつひとつが
人生の大きな財産に
「 信は力なり 」
わたしたち親子の挑戦は
まだまだ始まったばかり…
何を捨てるかで誇りが問われ
何を守るかで愛情が問われる
(スティーブ・ジョブズ)
優季物語も、つづく…