毛布やぬいぐるみを手放せない【ブランケット症候群】
こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。
”ブランケット症候群”って
聞いたことがありますか?
お気に入りの毛布やぬいぐるみを
肌身離さず持ち歩く。
そしてそれがないと
途端に不安な状態になってしまう状態のことを
”ブランケット症候群”と呼ぶそうです。
(記事より抜粋)
どんなにボロボロになってもひとつの布製品やぬいぐるみにこだわり続ける様子を見ると、親としては心配になりますね。「ブランケット症候群」という言葉を聞くと、病気ではないか、受診が必要ではないかと思うかもしれません。
でも、さきほども説明した通り、「ブランケット症候群」を起こす背景には、幼い子供の発達過程で見られる正常で健康的な気持ちの変化があります。母親とのほど良い関係を前提に起こるともいわれています。
移行対象は子供が眠りにつくのに役立ったり、親から離れたときに安心させたりする効果があります。怖い思いをしたときや動揺したときにはその気持ちを慰めてくれて、慣れない場所でもそれがあれば落ち着いて過ごすことができます。自分のお気に入りがいつでもそばにあるという快適さが、幼児が依存から独立へ移行する際のストレスに対処することを助けてくれるのです。
(抜粋ここまで)
「病気じゃない」
「発達の過程で起こるもの」
そうわかっていたとしても。
いつもどこでも
ぬいぐるみを手放せない。
学校へ行くときにも
いつも同じ毛布やタオルを持ち歩く。
「やめなさい」
「置いていきなさい」と
言いたくなる場面も
多いのではないかなと想像します。
無理矢理引きはがせば
その行為は止められる。
けれど、
安心を求めてぬいぐるみを抱きしめていた
お子さまの心はどうなるんだろう?
持っていていいよ、
と言ってあげた、そのあとに。
お子さまの行為の根っこには
【不安・怖さ】があるから、
それを健全に発達させてあげることで
自然と毛布やぬいぐるみから
卒業できるのではないかなと思うんです。
固める反射の影響のひとつに
【身近な人から離れるのが怖い】
というものがあります。
固める反射は、
胎児時代に身を守っていた
自動的な身体の反応。
生まれたあとも
この反射が残っていることで
困りごとを抱えやすくなります。
(大人になっても
この反射が残っていることもあります。
私もそのひとりでした)
固める反射によって
自動的に感じる
「身近な人から離れるのが怖い」
という感覚。
固める反射は
脳を介さない反射なので
理由もなく、反応として
「怖い」と感じてしまうんです。
固める反射持ちのお子さまは
その怖さ、不安感をリリースしようと
毛布やタオル、ぬいぐるみを
肌身離さず持ち歩いているのではないでしょうか。
私は小さい頃、
遠出をするのが苦手でした。
見慣れない景色は
「もう家に帰れないんじゃないか」
という不安な感覚を呼び起こし
そわそわ、嫌な感覚があったのを
よく覚えています。
小学校高学年になっても
出かけるとき
特に旅行など遠くに行くときは
文房具、ノートなど
日常生活で使っているものを一緒に持ち歩くと
不安が和らいでいました。
カバンいっぱいに
必要ない荷物を詰め込んでいた。
そうすると、安心だったから。
毛布やぬいぐるみではなかったけれど、
私の中で起きていたことは同じ。
不安で、怖かった。
これも、固める反射の影響でした。
高校生になっても
学校へ通学するとき
無性に悲しくなっていたの。
泣くこともあった。
いつも不可解だったんですが
反射のことを知って
過去の自分の行動を
理解することができたんです。
ぬいぐるみを無理矢理引きはがすでもなく、
持っていていいよ、と認めた上で
固める反射を統合して
反射の影響を減らしていくことが
お子さまにとっても
親御さんにとっても
安心な発達のステップなのではないでしょうか。
固める反射の統合には
適切なスキンシップが必要不可欠です。
「求められるままに
抱っこばかりして、
依存させてしまうのでは?」
大丈夫。
しっかり依存し切ったその先に
自立があります。
しっかり満たされると
お子さまは自然と自分で歩んでいく。
スキンシップが苦手なお子さま。
または、
抱っこがしんどい親御さん。
ぜひ一度、統合ワーカーの手を
頼ってほしいなと思います。
(お子さまへの施術が可能かどうかは
ワーカーによって異なりますので
問い合わせてみてください)
▼全国の統合ワーカーさん
統合ワーカーは
固める反射を効果的に
統合する方法を知っています。
しんどいとき、
わからないときは
人に頼ってほしい。
安心感を
統合ワーカーから
あなたへ。
そして、
親御さんが身体で感じる安心感が
お子さまにも伝わっていきます。
必要な方へ、届きますように。
🕊大阪・京都・山陰🕊
脳と身体を育てる
反射の統合ワーカー
大島 明恵
▼反射の統合ワークセッション