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Oimachi Act./おい街アクト

友人以上になりたかった。が、勇気がなかったのは僕…。

2022.09.09 03:00

普段は不機嫌そうな表情と、ふてぶてしい態度。いわゆる、不良少女と呼ばれそうな女の子。

スカートも短くしているし。(この時代は短いスカートが反抗の象徴だったので)

 

が、僕はこの女の子が嫌いではなかった。なんだかウマが合うというのか。

根っからの悪ではないのは知っていた。

頭も実は良いことも。

 

中学を卒業して彼女に手紙を出した。

こう書いた。

「〇月〇日△△で待っています。ちょっと用事があるから」と。

誘いやすい。そう僕は感じたから、女の子と話がしてみたかったのだ。

 

堅苦しい女の子はどうも苦手。気を使わないで、ひょっとしたら遊べるかも。

つまり、"彼女らしき"友達が欲しかったのだ。

気楽に付き合えるのが一番と。

 

約束した日、勇気が出なかった。つまりすっぽかした。

 

次の日、帰り道に彼女が待っていた。

「〇〇くん、用事があったんでしょう!?なんの話だったの?」

 

彼女が僕に好意を少しは持っていたのを解かっていた。

それは中学時代、僕が教壇に立って、司会をしてミーティングをする。これが得意だったので、よくやらされた。

その時は彼女が僕をニコニコした顔でいつも見ていたし。僕の話に笑って嬉しそう、楽しそうに反応していたから。

 

夜になると「彼女と付き合いたい」となり、手紙を出した。

が、昼間は勇気が出ない。彼女の方が大人びていたから、とまどったのだ。

 

「あっ。その用事。片付いたんよ」と、言って逃げた。

 

その後、彼女の家に2、3回行った。同窓会だの、いろいろと。

彼女は学校をやめて働いていた。

同窓会に誘いに行った時は、これ私から皆で使ってと、何千円かを渡してくれた。

 

実は彼女がとてもいいヤツだったのを、僕は知っていた。

お兄さんがいて、頭が良すぎて口うるさいお兄さんが…。

気心が知れた兄弟仲ではなかったことも。

 

とてもいいヤツだった、彼女は。

 

今日はビージーズで「マイ・ワールド」を。