Z900RSなどETC2.0ランプの点滅の件。
Z900RSが徐々に、街中で見かけるようになってきたましたね。Z900RSは、ETCが初めから工場で生産されるときにバイク本体に取付がしてあり、「ETC2.0」という車載器が搭載されています。実はこの「ETC2.0」は双方向通信をするETC車載器でそのおかげで不思議なランプ点滅がでるときがあります。これから「ETC2.0」がますます増えていくにあたり、ボクなりに集めた現段階の情報をブログに書きました。「ETC2.0」搭載のバイクに乗っている人は見ておいていただいてもイイカモ。
こんにちは。三重のカワサキのバイク屋、代表の今西です。去年あたりからカワサキの新車も新車の状態からETCが搭載されてきています。今までは、バイクが売れ、店頭での納車整備の時にETCをオプション部品として取付をしていましたが、徐々に初めから搭載されているバイクが発売されています。上の写真のZ900RSも工場出荷時にETCが搭載されており、あとはETCに関しては店頭にてセットアップ(簡単に言うと機械に命を吹き込む作業)をするだけです。
(上の写真がバイク用のETC車載器です。)バイクのETCは車のETCに比べると少し高いです。いろんな理由がありますが、ETC本体の生産台数が車より明らかに少ない、耐衝撃に対して車の何倍も衝撃をうけても壊れない仕組み、防水にしないくてはいけないなど・・・車のETCよりちょっとハードルが高い作りになっているみたい。
さて、今日の本題。元々今日のお話は、当店でZ900RSを購入いただいたお客さんから問い合わせ。
「走行中にETCランプが点滅したんだけど・・・あの点滅は何?」
(上の写真はZ900RSのメーカー内の写真です。)
どうも「ETC2.0」の車載器だけが、この走行中に点滅サインがあるみたい。(前からのモデルはないです)じゃあ、お客さんからの問い合わせの点滅は何か?こういうことです。
バイク用ETC車載器ののおさらいですが・・・
ETCのマークが赤の時 「ETCカードが挿入されていない状態」
ETCのマークが緑の時 「ETCカードが挿入してあり、ETCレーン通行可能の状態」
このETCランプ「ETC2.0」の車載器の時にどんな点滅するか?どんな意味があるか?
なんですが、
ETCマークのランプが赤色で5秒間高速点滅した時
→ITSスポットで注意喚起情報を双方向通信でバイクが受信したとき
ETCマークのランプが緑色で2秒間高速点滅した時
→ITSスポット情報を双方向通信でバイクが受信したとき
ETCマークのランプが赤色で2秒おきに3回点滅した時
→ETCカードの更新情報をお知らせしているとき
実は走行中にETCランプが点滅したときはこんな感じで情報を拾っているんです。ということで故障などではないので安心してね。じゃあ、このITSスポットで双方向通信で受信した情報がバイクに反映されるか?実はこれがまだバイクには反映されないんです。
車だと、音声によりITSスポットで受信した情報を教えてくれますが、バイクのETCは音声案内がないので、赤色点滅したときは近くで何か起きているのかな?注意して走行せなあきませんな・・・という具合でバイク乗りの人の自己判断だけなんですよね。
まぁこれから便利にはなっていくと思います。まだまだサービスをこれからスタートするみたいなので。ただこのETCランプの件はバイクの取扱説明書に記載されていない可能性があるので、知ってもらっていてもいいかな・・・と思いブログに掲載しました。
ちなみに説明が足りないといけないので、ETCを製造している、日本無線さんと国土交通省さんのHPのリンクを貼り付けてあります。詳しくはそこも参照してね。