晩餐
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
少し前にインスタで、ブックカフェ、古書店
でもあるテマヒマの本棚の様子をご紹介しま
した。食に関する本が中心ですが、著者別で
も出版社別でもなくテーマ別に並んでいて、
ちょっとした遊び心満載です。タイトル画像
もその時にアップしたものですが、ふと思い
出したことがあります。
うちの奥さん(テマヒマ店主)に、最後の晩餐、
人生最後の食事は何を食べたい?と聞かれました。古典的なというか、よくある質問。
人生最後ってことは、病気とかで体が弱って
るからご飯食べられる状態なのかなぁ?元気
でも最後って分かってたら喉を通るのかなぁ
?など色々現実的なこと言ってたら、そうい
うことじゃないねん、と。
発酵学者の小泉武夫さんは、最後の晩餐には
「焼き納豆丼」を食べたいとどこかで書いて
らっしゃいました。そこまで仰るならと何度
となく作って食べてますがこれが美味。
納豆をよくかき混ぜて、フライパンでドーナ
ツ状にして焼き、その真ん中に生卵を割り入
て目玉焼きを作る。ご飯の上に乗せて鰹節を
かけ醤油を垂らす。
とても簡単でしょう?納豆を焼くというアイディアも驚きですが、これを基本に色々バリエーションも広がると思います。
納豆とか発酵食品を免疫の為とか健康の為だ
と捉える向きも多いですが、人生最後の食事
にも選ぶということは、そういうことじゃな
く、美味しいとか好きという観点で焼き納豆
丼をあげてらっしゃるのでしょうね。
話を戻して。
スティーブ・ジョブスの
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?という言葉だったり、マハトマ•ガンジーの
今日が自分の人生最後の日だったとしたら、今日やるべきだったことは本当にやりたいことだったろうか?
Live as if you were to die tomorrow. Learn as you will live forever
明日死ぬと思って生きなさい 永遠に生きると思って学びなさい。
という名言はあって、心に響いてはいるもの
の今日が最後の日ぐらいに思って生きたり、
日々暮らしたり、出来ているかというと、なかなかそんなことはありません。お食事につ
いても、これが最後の晩餐とまではいかない
までも人生であと何食食べられるだろう?ぐ
らいに一食一食を大事にしたいものですね。
それこそ
You are what you eat
人は食べたものでできている
ので、一食一食を大事にすることで長生き出
来るかもしれません。長生きといっても、最
後の晩餐がちゃんと口から食べられる、意識
しながら食べられる状態でありたいと願いま
す。長寿というよりは健康寿命を伸ばしたい
という感じでしょうか?
今度は小泉さんの話に戻して笑。
発酵食品を中心にご提供しているテマヒマの
カフェですが、免疫のため健康のためという
ことも勿論ありますが、まずは美味しいと思
って頂けるということが一番ですね。
皆さん、最後の晩餐、何を召し上がりたいですか?
昨日はお客様も少なかったのですが、その分
?皆さんゆったりのんびりお過ごし頂けてよ
かったです。穏やかな時間の流れる店内でし
た。お越し頂きました皆様ありがとうございました!
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約は3組で残り10
席とお席に余裕がございます。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!