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RIO AZUL PRINT

版ができるまで

2018.02.20 05:08

わりと最近全国的にシルクスクリーンが流行ってるなと思う今日この頃。


自分でオリジナルデザインのものをTシャツやトートバッグなどに刷れるワークショップなんかも話題ですよね。


私のように個人的に制作していると、その場で簡単に製版(版を作ること)することはなかなか難しかったりします。


作成方法はないこともないけど改めて材料を揃えなきゃいけないので、そう簡単に手が出せなかったりするのです。


なので、基本的にその場で製版して刷るとなるとカッティング法という製版方法でお教えしています。

まあ簡単に言うとカッティングシートを好きな形に切り抜いて版に貼り付けてプリントする、という方法です。

自分が切り抜ける範囲内のデザインになってしまうので限界はありますが、参加された方々は【自分で作る】ということを楽しんでやられていました。

私も簡単なデザインの場合はこの方法で製版することもありますが、基本的に写真製版という方法で版を作っています。


ざっくりと流れを言うと…木枠作成→紗(メッシュ)張り→版下作成→紗張りした版に感光乳剤を塗布→暗室で乾燥→露光機にて焼き付け→水洗→再露光→そしてここでやっと刷れる

こんな流れで版を作成し刷っています。


【刷る】ことは簡単に思えるかもしれないですが、そこまでにこれだけの工程を経て版を作っています。

まあ刷ることも技術なのでそう簡単なものではないですが今回は割愛。


ここのところシルクスクリーンは手軽だよ!とか簡単!!などと言われてるので本気でやってる私たちのちょっとした裏側も知ってもらいたいなと思い記事にしてみました。

少しでもご理解いただけると嬉しいです。


※写真は版作成の工程です。


木枠作成→紗張り

版下

版下

版下

版下

感光乳剤

塗布後の乾燥

版下を露光機の上にセット

焼き付け→水洗後の版