God Save The Queen
こんにちは。ECCジュニア犬山南志水教室 講師のTakagi です。
イギリスのエリザベス女王の訃報が舞い込んできました。
私は(というか今生きてるほとんどの人は)生まれてからずっとエリザベス女王在位だったので、
とても悲しく寂しいです。いつも居てくださった、心の拠り所が無くなった感じです。
「The world weeps.(世界が泣く)」
「We loved you,ma’am.(私達はあなたを愛していました、女王陛下)」
「She was the rock on which our nation was built.(彼女は近代英国の礎だった)」
「A life in service (国家に捧げた一生)」
イギリス新聞各社の見出しからも彼女がどんなに人々に敬愛されていたかが分かります。
女王が亡くなってからバッキンガム宮殿に現れた二重の虹!…泣けます…
亡くなった場所は、1年4ヶ月前に99歳で亡くなった夫のフィリップ殿下にプロポーズされた
バルモラル城…
フィリップ殿下には、女王が13歳の時に一目惚れされたそうですね。
沢山の子ども、孫、ひ孫にも恵まれ、亡くなる数日前まで公務をされて、96歳の大往生…
以上の事だけ聞くと、何というお幸せな人生を送られたのだろうと思いますが、
それだけの長い人生、激動の時代、想像を絶するご苦労がありましたよね。
イギリスに行った時、街にロイヤルファミリーの絵葉書が沢山売られているのに驚いたことを思い出します。当時ダイアナ妃が子育て中で、輝いていらっしゃって…芸能人のブロマイドのようでした。
エリザベス女王とフィリップ殿下の絵葉書も、ダイアナ妃の幼い息子さん達の絵葉書も買いました。
イギリス人はロイヤルファミリーを愛してると信じてましたが、
ある事ない事言われてパパラッチに追いかけられてお気の毒に、とも思っていました。
エリザベス女王が、イギリス国民だけでなく世界中の人々に敬愛され、こんなに惜しまれるのは、
そんな人生の中、いつも国民や周りの方々への気遣いを忘れず、
いつも毅然と誇り高く、王室はこうあるべきという姿勢を貫かれたからではないかと思います。
心からご冥福をお祈りします。
私の印象に残るイギリスの女王様といえば、他には
大英帝国の黄金時代を築いたエリザベス一世、
バッキンガム宮殿に像のあるビクトリア女王…
あ、お二人とも映画になってるということですかね。
(エリザベス二世の若い頃の映画もありますよね。)
特にエリザベス一世の映画、ケイト・ブランシェット主演の「Elizabeth」シリーズは2本ともハマり、セリフも大分覚えました。
エリザベス一世が生まれるまでの話や、お父上のヘンリー8世と6人の奥方の歴史にもハマりました。
(エリザベス一世のお母上、アン・ブーリンを扱った作品も幾つかありますが、
私は「The Other Boleyn Girl ブーリン家の姉妹」からハマりました。)
なぜこんなにハマったかというと、ロンドン観光にこの辺りの話が絡んでくることが多かったからですね。
何の気も無しに訪れたロンドン塔、通っていた学校からバスで行きやすかったハンプトンコート・パレス…
ロイヤルファミリーの別荘のウインザー城も!
よく調べたら曰く付きの場所ばかりで、そりゃ幽霊話も出るわねぇという感じです。
イギリスの王室の歴史は長くて、深いドロドロ人間関係一杯で、何というか…ハマります!
その辺りからクイーンズイングリッシュにもハマります!
国家のGod Save The Queen!が、今度はチャールズ三世だからKingに変わってしまうのが寂しいですが、
これからもイギリスを愛し続けます。
エリザベス二世陛下、そんなイギリスをお空の上からずっと見守っていてくださると思います!
そして
Long live King Charles Ⅲ!(チャールズ三世万歳!)
追記
最近手持ちの外国コインのうち、エリザベスⅡの肖像のある物を見比べましたが、
即位したばかりの若い頃の肖像から、歳を取るに従って、段々肖像が変化しているのに
今更気付きました。
即位前の、お父上のジョージⅥの肖像の物も発掘しました。(当時は誰か知りませんでした。)