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四季の旅写真Gallery Annex

それでも待ってる夏休み(石北本線他)

2022.09.09 21:56

年金生活者となり、最早、休みという概念が無くなって1年半。それでも夏の長い旅行は「夏休み」的気分になります。今回は、道東・道北を4泊5日で回ってきました。旅行中、畑の野菜たちが心配でしたが、鹿や風雨にやられることなく順調に育っていてホッとしました。(2022/8721-25)

1日目の宿泊地は層雲峡。晴れの日は少なかった今年の夏ですが、旅の初日は素晴らしい夏空です。夏も終盤ですが、まだ花盛りの上富良野のフラワーランドです。十勝の山々も良く見えています。

石北本線に沿って層雲峡に行く途中、大雪山をバックに、引退が迫ったキハ183系特急大雪を撮りました。場所探しをしながら、たまたま立ち寄った安足間(あんたろま)駅のホームからのお手軽絶景です。

二日目の目的地は網走。石北本線に沿って目指します。途中、白滝の定番撮影地で、キハ183特急二本(大雪とオホーツク)を撮りました。

昼は、北見で焼き肉を食べ、午後3時の交換を撮ろうと緋牛内駅。今や貴重なキハ40同士の交換です。H100への置き換えも近いと思われ、私にとってはこの駅での最後の交換風景になると思います。

夕暮れの北浜駅に寄って、宿に向かいました。天気が崩れる予報でしたが、知床半島がくっきり見えました。

旅も三日目。目的地は士別です。旧名寄本線に沿うように、中湧別、紋別、興部とオホーツク海を北上しました。朝の網走駅。弁当売り、古い跨線橋など、国鉄の雰囲気が残っています。

能取湖では、一度見てみたかったアッケシ草。まだ時期は早いだろうとダメ元で訪ねると、けっこう赤くなっていました。

興部と言えば牛乳です。味はそれぞれ、どちらも濃厚で美味しい!

この日(三日目)は天気が崩れる予報でしたが、時折日が差し、まずますです。しかし、士別に向かう峠越えの国道通過中に、ゲリラ豪雨に遭いました。雨が降る直前に訪ねた旧名寄本線上興部駅。駅舎がしっかり保存されていました。

旅も四日目。目的地は糠平です。士別の隣町名寄と言えば、ひまわり畑とキマロキです。高台に咲くひまわりがちょうど見頃でした。眼下には宗谷本線の線路があるのですが、列車通過は2時間ないとのことで、鉄道写真は諦めました。

名寄駅近くに保存されているキマロキ。機関車が前引き後押しで除雪車を挟み、力強く除雪していたそうです。実際に見たことはありませんが、そんな時代に戻ったような気分になりました。

士別駅。4年前にも訪ねました。駅蕎麦や売店がある素敵な駅です。タイミングよく列車が到着しましたが、新型(H100)でした。(写真は省略)

糠平を目指す途中、ふたたび石北本線。切れ味ある夏空のもと、ふたたび特急大雪です。

お昼は、上川でラーメン。上川町は高梨沙良さんの出身地ということで、町の通りには、応援の幟がたくさんありました。

三国峠を越えて、十勝に入りました。峠の駐車場から。期待通りのスケール感のある風景でした。

旅も最終日。糠平では、旧士幌線のタウシュベツ橋梁が目当てでした。しかし、残念ながら直前の大雨で、橋梁は水没してしまいました。写真は旧糠平駅付近の線路跡です。

十勝を抜け、晩成温泉で日帰り湯に入り、天馬街道から日高に入り、白老を目指しました。旅の最後に立ち寄った旧日高本線の三石鉄橋。ここは日高本線在りし頃、何度も撮った場所でしたが、こんなの大勢の馬たちが居たことはなく、、。永遠に列車が来ない鉄橋。寂しい光景でした。

いつも訪ねる富良野や函館と異なり、道民になってから初めて訪ねた道北・道東は、非日常の世界であり、深い旅情がありました。天気にも恵まれ素晴らしい5日間でした。
備忘録的に、宿泊地を記録させていただきます。
・8月21日 層雲峡 ホテル大雪(道民割利用)
・8月22日 網走 ドーミーイン網走(道民割利用)
・8月23日 士別 美し乃湯温泉
・8月24日 糠平温泉 山湖荘

白老鉄日記vol.85「それでも待ってる夏休み」でした。