小針の町家|2年後の変化
2022.09.10 02:17
竣工から2年
竣工:201020年4月
板塀工事:2022年5月
竣工当時まだ買い手が決まったばかりだった周囲の敷地に家が順に建ち並び、「周りの家が出来たらそれに合わせて板塀をつくりましょう」と話していたポーチ部分の板塀のご相談をいただき、改めて設計打合せを行いました。
こまめに手を加えてらっしゃるので、前庭の成長もいい具合です。
実は昨年「自転車置き場を検討したい」というご相談をいただいておりましたので、遅ればせながら今回の板塀はそれを考慮した提案です。
角材を斜めに落とし、自転車が上がりやすい様スロープ代わりに。ポーチの下屋下に駐輪しやすくする算段です。
当初は柱に直接板塀を取り付けるイメージでしたが、袖をつくり500mm程外側にすることでそのスペースにも自転車がとめられるように計画しています。
芝敷きと境界の瓦土留はご家族によるDIY⁉庭師さんからもお褒められる仕上がり!
6帖の居間から前庭を見る。
ソファ背後の背板に隠れるように、3帖の小上りでゲームを楽しむ様子。
「敷物取りましょうか?」と言ってくださったのですが敢えていつも通りに。
キッチンから居間方向を見る
ワンルームのLDKでありながら、小さな間が連続する様で奥行を感じます。
住み良いという嬉しいお言葉をいただき、設計者(渡辺)も安堵⁉
トイレ脇の洗面。
綺麗に使ってくださっています。
階段途中の踊り場。
2階道路側の縁側。
床の赤松、天井の桐、木製格子網戸、それぞれ綺麗にエイジングしていました。
施工直後、玄関から道路側を見る。
お隣さんの窓をなんとなくかわしただけでなく抜けもキープしながら守られている感じになりました。それによって外へ広がる様子が強調されたように思います。