キレッキレのお話。

ブログをご覧のみなさま

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

最近は京都伊勢丹紳士靴売り場の

シューケアコーナー勤務がメインの

たまにリペアスタジオなんば店、阪下です。

今日はものづくりに携わらなければ

二度と知ることのない

ニッチな話題にスポットを当ててみます。

そう、キレッキレの話題。

そうです、刃物についてです。

これが阪下私物の刃物です。

工房に置いてあるのは以上ですが

家にもいくつかあります。

(家にあってもどないすんねん。)

まずは左から3本。

革包丁と言われているものです。

分厚く堅い靴底用の革を切ります。

大雑把に切ったり

繊細に切ったり

はたまたゴムやスポンジ材も切ったりするので

すぐ対応できるよう

常時3本を使いまわしています。

昔の職人さんは

一本を巧みに使いまわし

髭剃りもこの包丁でしていたそうです。

持ち手は使いやすいように

加工しています。

続いて4〜6本目。

4、5本目は革を漉く(薄く切る)ためのもので

6本目は1〜3本目と同じく

革を切るためのもの。

それのナイフ型のものです。

4〜6本目、全て同じように見えますが

横から見ると…

4、5本目は曲がっています。

 6本目は真っ直ぐです。

曲がっているので漉きやすくなっています。

(ちなみに5本目は今の社長にもらったものです。)

最後に一番右のものです。

アッパーの革や型紙の紙など

薄いものを切るためのものです。

カッターで代用できますが

カッターの刃よりも刃が柔らかくしなるので

靴のように曲線の多いものを切るには最適です。

以上7本が使用頻度の多い

阪下私物の刃物でした。

他にも色々な工具があるので

またの機会にご紹介できればと思います。

今回紹介した使用方法は私の方法であり

人によっては違う用途な場合もあると思います。

それがまたこの仕事の奥深さだとも思います。

今回はこの辺で。

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