今年も粕漬けができました
2018.02.21 01:20
日本酒造りは肉体労働だと夫は言う。
小さな蔵なので機械化なんて進んでいるわけもなく、
それが古来からの長い歴史と伝統の中に培われた酒造り。
獺祭のように杜氏がいなくても造られる日本酒はあるけれど、
日本酒は国酒であり、日本文化そのもの。
伝統技術を生かしてがんばる造り酒屋、どうか生き残ってほしい。
わたしたちは東京に住んでいた頃
今、夫が勤めている「よしかわ杜氏の郷」で酒造りの体験をした。
吹きさらしの蔵で大量の酒米を冷たい水で洗って運んだり、
麹をまぜたりしただけの短い体験だったのに
わたしの手は真っ赤になり、しばらく冷たいままだった。
降りしきる雪の中、
昔ながらの丁寧な酒造りをしているところを静かに見ていた夫。
その時は、この酒造り体験が
わたしたちの人生を大きく変えるだろうとは思わなかった。
12月の2足のわらじーズのコラム「待つことを教わる」にも書いた
大根の粕漬けがいい頃合い。
大根、酒粕、お塩、お砂糖だけでこんなにおいしそうな色になる。
糖分とアミノ酸が反応すると、着色と同時に香りにも深みが増すらしい。
酒粕の香りはクセになること請け合い。
ご飯のお供にはもちろん、酒の肴にも。
写真は今朝、樽から出して
夫の休憩のお茶請けとしてタッパに詰めたもの。
大根の粕漬けの右奥にあるものは
昨夏に初めて漬けたキュウリの粕漬け。
下の写真は8月初め、キュウリを漬ける前の天日干し。
半年も寝かせて、飴色になったキュウリはご飯がススムくん。
今年はキュウリのタネをたくさん蒔こう。
夫が勤める蔵です。
酒粕も買えますので是非いらしてください。
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