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2016 Cyclocross Tokyo

2016.02.16 08:43

シクロクロス東京。今年はこのために一時帰国させてもらった。本来ならば、2月末までクロスシーズンをベルギーで過ごす予定だったけど、シクロクロス東京があるなら帰国しない訳にはいかない。

毎年、開催される度に勢いがついて、ヨーロッパをも超えるほどの観客の熱気に包まれる。来日していたパワーズが表彰台でここでワールドカップでも開催すれば、⚫︎⚫︎⚫︎とかより既に観客も多いし絶対に盛り上がるねって冗談を言う程。さて、今年は海外から、全米チャンプのパワーズ、ベン、ザック、ティム、オーストラリア人のガリー。ティム以外は知った顔でガリーなんかはベルギーで一緒くらいの順位で走っていたし、僕が12月末のワールドカップZolderで落車した時に真後ろを走っていた選手。僕としては三年前のパワーズとの一騎打ちをもう一度したいところ。レース会場へは土曜日から入り、たくさんの人とお話しや写真を一緒に撮って頂いた。普段、日本で活動していないのに僕のことを意外と多くの人が知ってくれていて、とても嬉しかった。いつもワールドカップなど、ライブストリーミングで応援してますって言ってくれるひともいた。もっと映像に映れるように頑張ります。

さて、本番のレース。砂の状態は天候と潮の満ち引きで変わるので、当日に改めてチェック。砂のラインで力の使う量が大きく変わるから入念に。レースが始まる時間帯になると、あっちっち状態で僕はスタート前からこの状態。スタートして、とりあえず乗車したまま始めの砂区間を終え、二回目の砂区間でトップに立つ。ラインのチョイスが良かったので楽に走れた。パワーズがとりあえずジョインするまで落ち着いて走り、2人になってからはペースを上げていった。でも、自分のミスも重なり、レース中盤はパワーズから差を開けられる。砂区間ではワンミスが命取りなので、焦らず、彼との差を無理に縮めず、落ち着いて走り続けた。レース後半にかけ、最長の砂区間で、新しいラインにトライし、それがかなり楽だったので差を一気に詰めにかかった。同時に彼もミスをし、トップに立つ。でも、そのあと、コケてしまい築いたアドバンテージは帳消し。んで、ヒカルが追いついてきたので3人で。僕がミスして、パワーズも巻き込み、ヒカルがトップ独走。僕はもうヘロヘロでパワーズにもついていけず。ヒカルとパワーズの一騎討ちでパワーズが勝ち、僕はその後ろでしょんぼりとゴール。3位。

もっと前半で恐れずにガンガン攻めれば良かったと少し後悔。。まだまだあまちゃんです。最後まで諦めずに僕にたくさんの人が応援してくれていたことが、普段、応援され慣れてないので嬉しかった!会場の皆さんには魅せる走りが出来たかな。すごく心配。。でも、毎年、トップ争いをここシクロクロス東京で演じ、いつも負けて。。ほんと、勝たなきゃな。と思う。来年こそは!そして、今回はパワーズの全米チャンプとしての懐の深さも感じた。パワーズ、おめでとう!

そして、会場で応援して下さった皆さん、ありがとうございました!日本で影が薄いですが、これからもよろしくお願いします!では。