📚「スイッチョねこ」絵　朝倉摂、文　大佛次郎

koyaの蔵書のご紹介です。

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大佛次郎が「一代の傑作」と語る、叙情豊かな文章を朝倉摂がやわらかく、瑞々しいタッチで描き出す。

不朽の名作絵本『スイッチョねこ』をふたたび刊行! 

秋の庭から、いろいろな虫の声が聞こえてきます。

子ねこの白吉は、こんなにきれいな声で歌う虫は、きっと美味しいに違いないと考えます。

食べたくて仕方がありません。

白吉は虫をとろうとしますが、失敗をくりかえし、夜が更けていきます。

そのうち、眠くなってきます。大きなあくびをした、その時、口の中に飛び込んできたなにかをまるのみにしてしまいます。

すると、お腹の中から、「スーイッチョ! 」と大きな声が聞こえてきて……。

夏に生まれた子ねこたちが、思わぬ出来事に遭遇しながら、はじめての秋を過ごします。

そんなお話です。

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めくるたびに変わる絵の色がとにかく美しい✨

こんなにカラフルなのにガチャガチャした印象がなく、植物や自然の景色が日本の美として表現されています。

ひとスタッフ的には最後のページのことばに、「そうだ、そうだ」と頷くばかりでした。

文章の日本語の響きもまた美しいです。

koyaでは、本を読みながらお茶やお酒を楽しんでいただけます。

虫の声がリアルに聴こえてくるkoyaで秋に読むにはぴったりの本です。

スイッチョ（ウマオイ）はいるかわかりませんが、バッタ、カマキリ、クツワムシ辺りはお庭にいます。

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