身の回りを快適に
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
イギリスのエリザベス女王が亡くなられたニュースは、遠く海を隔てた日本でも多くの方に衝撃を与えたことと思います。
小さい頃一時、イギリスに住んでいた身としては、ポンドの肖像は女王であることがあたりまえでした。
これから少しずつ、いろんな象徴が新しい国王のものになっていくでしょう。
エリザベス女王の生涯を通した献身に心からの敬意と、ご冥福をお祈りいたします。
秋分の日も来週にひかえ、東京も少しずつ秋の気配を感じられることが増えてきました。
まだまだ日中は暑い日もありますが、ただいるだけで体力を奪われるような暑さにはもうならなさそうです。
過ごしやすくなってくると、人のさまざまな活動に対して「〇〇の秋」と称される所以が分かるような気になります。
快適な状態というのは、そうでない状態よりもやはり意欲をわかせやすいものです。
最近あまり何かしたいという意欲がわかないという方は、まずはご自身が快適に過ごせる時間を増やしてあげるといいかもしれません。
今の生活の中で、不快に感じること、不便に感じることはないか注意してみてください。
たとえば、まくらが微妙に合ってない気がするけど、首が痛くなるわけじゃないから我慢しているとか、使い勝手がいまいちな道具だけど使えないわけじゃないからそのままにしているもの等、なんとなくしっくりこない、もっとこうだったらいいのにと感じる物事を無理のない範囲で解消してあげましょう。
快適さを上げるためには、ご自身の五感の感覚に意識を向けることが不可欠です。
身の回りで、目に入ると心地よくないもの、耳に入ると心地よくないもの、心地よくない感触や味、匂い等、気づくことがあれば、可能な範囲でご自身にとって心地よい状態に近づくように対処してみてください。
一つひとつは小さなことでも、不快さや不便さを耐える度にエネルギーを使っています。
身の回りを快適に整えるということは、そうしたものを我慢するために使ってしまっていたエネルギーが浮くということです。
そのため、ご自身の心身の状態を安定させたり、何か別のことをするために浮いたエネルギーを使えるようになるのです。
今年の秋は、ご自身の快適さを追求する秋にしてみるのもいいかもしれないですね。
皆さまどうぞよい秋をお過ごしください。
かしこ