治療が必要な時には私たちにお任せください...②
大谷レディスクリニック 大谷徹郎院長のお話
2017年7月発行『i-wish ママになりたい 妊娠力を取り戻そう!』
スタッフと院内の様子
■スタッフ構成や院内の配置などはどのような様子ですか。
私のクリニックには、大きく受付部門と看護部門、培養部門があり、庶務を扱う担当もいます。そして、医師が診察から種々の治療を行い、カウンセラーは相談に応えます。
院内には、診察室、内診室、レントゲン室、手術室、カウンセリングルームなどがあり、生殖医療の要となる培養室(クリーンルーム)があります。
受付を担当するスタッフは、患者さんと最初にお会いするスタッフです。日々の診療でも待合室の患者さんと医師の診察との間で細心の注意を払い、庶務もこなしています。
看護師は、患者さんと医師の架け橋となり、医師のフォローとともに患者ケアを行います。
不妊治療は月経周期との戦いでもあり、患者さんのホルモン検査がとても重要ですから、最新の検査機器を設置しています。
培養士は、体外受精時に活躍し、ご夫婦の大切な精子と卵子を預かり、受精培養管理を行うため、採卵~移植まで重責を担います。写真でも様子がうかがえることと思います。
治療の実績と妊娠の様子
■治療の実績はいかがでしょう?
現在、患者さんの平均年齢は41歳です。最高齢の患者さんが51歳で最高齢出産が47歳です。
昨年は、胚移植が約1500あり、出産が約600件ほどありました。大雑把で恐縮ですが、詳細は『体外受精実施施設完全ガイドブック2017版』(不妊治療情報センター)をご覧ください。
当院でも自由参加(無料)の説明会があり、妊娠や不妊症、そして体外受精など治療の説明をしています。また、説明会に出られない方やご質問などでコンタクトを優先される方には電子メールによる相談窓口もご利用いただけます。
治療では体外受精の件数が年間で約2200件あり、一般不妊治療も約同数行っています。一般不妊治療で妊娠される方もいらっしゃいますが、体外受精の方が妊娠率は高いです。一般不妊治療での妊娠よりも多胎率は低いですが、どちらも、流産はある程度の割合で起きています。
このように、いろいろな状況がありますが、ご夫婦にとって、最高の結果がでるよう、診療していますから、ご自身で妊娠力を取り戻して生活圏での元気を確保され、治療に頼る部分はしっかり治療施設にご相談下さい。
今後もさらに情報はご提供していきたいと思います。
大谷レディスクリニック 大谷徹郎院長のお話
2017年7月発行『i-wish ママになりたい 妊娠力を取り戻そう!』