ヘキサギア ブイトール レビュー 2022.09.21 00:56 今回のレビューは、1/24スケール ヘキサギア より、“ブイトール” です。 ヘキサギア5周年を記念する最新の第4世代汎用人型ヘキサギア、“ブイトール” が、発売されました。 先日のヘキサギア5周年記念イベント。当初は立川にあるコトブキヤ本社を会場に、2日間にわたるリアルイベントとしての開催が予定されていたのですが、首都圏での新型コロナ感染が拡大する状況下、苦渋の決断でリアルイベントとしては中止、代わっておよそ6時間にわたっての記念トークショー配信というかたちになりました。 結果としては大いに盛り上がることになって本当によかった。 で、その配信日にまさに発売となった(入荷自体は前日)のが、5周年を記念する目玉アイテムであるブイトール。 配信を見ながら組み合ってたというガバナーも大勢いたことだろうと思います。 ちなみに我が家に届いたのはトークショー配信の三日後で、組み始めたのは一週間後。 その後もなんやかんやじっくり手を付けられずに、レビューもここまで遅れることになりました。申し訳ありません。 ぶっちゃけた話、ヘキサギアで洗練されたデザインの人型を出すと聞いて、なんだよ、結局そっちにいくのかよ、とは思いましたよね。 第2世代の代表であるバルクアームは、ずんぐりむっくりの武骨なプロポーションで、装甲車ないし戦車がそのまま人型になったような、妙なリアル感がありました。 運動性については見たまんまで、もちろん型番を重ねるなかで相応にスペックアップしていったとは思うのですが、ゾアテックスを採用した第3世代獣型には対抗できない、というのがヘキサギア世界の一般常識で、そんななかでむしろガバナーが超人的な能力を獲得してヘキサギアに対抗するような状況にもなっていった・・僕個人はそんな認識でいました。 そんな超人的なガバナーが、獣型のヘキサギアを駆るというシチュエーションがわりと固定されていて、そこにあらためて人型ヘキサギアが登場してくるというイメージが湧かなかったのです。 というか、格好いい人型ロボットをやりたいのならすでにFA(フレームアームズ)があるんだから、そっちでいいだろう、と。 もちろんパイロット(ガバナー)搭乗ギミックなどを盛り込むことで人型ヘキサギアはFAとはまったく違う遊び方ができるわけですが。 そんな感じでねぇ、正直第一印象ではとくにいいイメージはなかったんですよ、ブイトールに(笑)。 いや、もちろん過去からの実績で出来のよさは保証されていますし、そもそもキットブロックですから、気に入らないところがあれば気に入るように、自由に組み換えればいいわけですから。 なにより5周年記念アイテムなのだからスルーするという選択肢はない。 しかし実際に手にしてみると・・なんだこの完成度は!? ある程度想像していたとはいえ、それ以上でした。 すごいキットじゃないか。 ということで、レビューしていきます。 まず武装なし、本体のみで全身像を。 最新型のアーマーを着込んだガバナーを、そのまま相似形に巨大化させたようなプロポーション。 これまでのイメージにある人型ヘキサギアからは完全に逸脱した、有機的な構造。 ウルトラマンとか、そういう系統のヒーロー性もあるデザインです。 しかし、後ろから見ると正面から見たときとはけっこう印象が変わってきます。 この印象の違いは、背中部分に内蔵型のコクピットを備えているから。後ほど詳しく触れます。 で、内蔵型コクピットを備える汎用人型ヘキサギアなのでバルクアームの系譜かと思いきや、まさかのボルトレックスの後継機だそうで。 なにがどうなったらあの恐竜型から人型になるというのか?そもそもボルトレックスってVF(ヴァリアントフォース)の機体じゃないの? と思ったら、本来はLA(リバティーアライアンス)が開発した機体で、それをVFが使用しているのが、一般的にイメージされる緑色のボルトレックスなんですね。 つまり、のちにVF仕様として発売された白いボルトレックスが最初。 で、ラースはVFが強化改修したもので、本家であるLAが後継機として開発したものが今回のブイトールということ。 奪っていったほうがむしろ当初のコンセプトを純粋に継承した強化型を造っていて、大本の開発側がガラリと発想を転換して飛躍的に進化させているというのも面白い状況です。 それでは、各部をじっくり見く・・前に、ネイキッドモードというわけではありませんが、外装を外せるだけ外した状態も前後から。 腕部はほど外装と一体の挟み込み構造なんですよねぇ・・頭部 頭部のデザインなんかはむしろインパルス系に近いです。とりあえず完全にLAのラインではある。 ツインアイタイプの正統派ヒーローロボットフェイスですね。 ツインアイはクリアパーツで再現されています。 逆に、なんでボルトレックスは複眼になってたんだろうか?胴体 ガバナーが搭乗するコクピットブロックと四肢を接続する中枢部位。 ここだけを単独で見てみると、先のように正面からの全体像とは印象が違って、けっこうずんぐりしているのがわかります。 実際、胸筋を思わせる腕部基部フレーム、腰部ともに胴体の中心線ではなく、やや前方に位置するメインフレームに接続されており、その後方にガバナーの搭乗スペースが確保されているので、胴体部分は実質張りぼて状態。 設定としては最新の人工筋肉や装甲類で剛性には問題はないのだと思いますが、けっこう隙間が空いてるので、完全密閉型とは言えませんし、水中での運用は無理なのかな? ガバナー搭乗の際は、まず上面、続いて背面の装甲を開きます。 背面装甲は画像赤丸の位置含め、2段階で可動します。 内部のシートはこのようにレイアウト。 操縦桿に代わってガバナーの手を入れる円形のパーツは接続部で回転。 下部にあるフットペダルも可動します。 ガバナー(今回はポーンX1さんにモデルになってもらっていますす)の搭乗姿勢はこのような感じ。 バルクアーム系のように前方に脚を伸ばして座るのではなく、ディフィニッションアーマーの搭乗姿勢に似ていますね。 というか、そもそも機体のコンセプトとしてはバルクアームではなくディフィニッションアーマーに近いのだと思います。 ロボットというよりもパワードスーツのような。 実際、後述する操縦システムのこともあって、ブイトールを “ブーステッドアーマータイプ” と表現することもあるそうな。 なお、ガバナーを固定するためののピンなどはなく、ただシートに跨がらせて足をペダルに乗せ・・ というかこのペダルも、どうしても開脚がハの字になるのでペダル自体も少しはの時の角度にしてくれるか、もう少し左右の間隔を開けてくれたら足も切れに乗せられるのに、と思ったりもします。 それから、先に言ったように手(ハンドパーツ)を前方の円形パーツの裏側に入れ込むだけ。 まぁまぁ不安定です。 では、ハッチを閉じます。 まず背部のハッチを動かし、肋骨状のフレームとジョイント。 続いて上面ハッチを下ろして、 背面ハッチとジョイント。 この状態ではわりとしっかり固定されるので、ここからガバナーが落ちるというようなことはまずありません。 ただ、ハンドパーツはけっこうポロリするかも・・ 搭乗後、ブイトールの頭部を上げると、その下に内部のガバナーの顔が覗きます。 有視界戦闘も可能というか、こうなるとブイトールに頭部は要るのかな? 第3世代の特徴・・というか必須要素? であるゾアテックスは搭載されていないので、ブイトール単体で行動(機動)はできないものと考えられます。 あくまでガバナーが乗って操縦する機械なんでしょう。 ゾアテックスを持たないので第3世代じゃない。 でも、機体の構成としては後期の第3世代同様に人工筋肉が使われているから、当然第2世代でもない。 なので、便宜上第4世代と呼ばれる、と。 ちなみに通常搭乗可能なのは標準サイズの男性型、女性型ガバナーのみ。 バンプアップエクスパンダーには狭過ぎます。ハッチが閉じません。 女性型の場合は男性型以上に不安定になります。 なんで固定用のピンを付けなかったのかなぁ? なお、ブイトールの操縦システムには忘我回廊(メギンギョルズシステム)という最新技術が導入されています。“ヒトとマシンを繋ぐBMIを極度に推し進めた末に生まれたこのシステムは両者を高次にシンクロさせ搭乗ガバナーの没入状態を惹起、機体は強化兵士の神経伝達速度に並ぶほどの反応速度を実現することにより驚異的な運動性能を発揮することが可能となる。主要な駆動部をL.O.Z.と同じ最新の人工筋肉で構成した機体はガバナーにとって自身の腕や脚と何ら遜色なく自在に操作できる肢体同然となり・・(公式解説より抜粋)” 要は、搭乗するガバナーの意思がダイレクトに機体に反映されるようです。 そういう部分も、第4世代と呼ばれる所以のようで。 キットの構造に話を戻します。 腹部は胸部との接続部で前後スイングします。 もちろん回転も可能。 腰部サイドアーマーの基部は前後に回転しますが、股関節自体は固定です。 また、股下にはフライングベースネオ等でディスプレイするためのアタッチメントを取り付けられます。腕部 胸筋状の基部フレームは前方に引き出すことが可能ですが、上方への跳ね上げは不可。 付け根と前腕の接続部でロール可動。 肘は二重関節になっていますが、曲げられるのは120度ほどです。 肩アーマーは腕部と独立して可動します。 手首は回転のほか、わずかですがスイング可能(軸を引き出すことで若干スイング幅は広がります)。 手の平部分でも多少可動しますが、総合的に可動域は狭めですね。 手(ハンドパーツは)差し換え式で、平手、握り手、武器持ち手と銃持ち手の4種が左右分付属します。脚部 付け根は腕部と共通のパーツで、やはり太腿との接続部でロール可動。 膝は二重関節で深く曲げることが可能。 膝の皿にあたるパーツが膝の曲げ伸ばしに連動して矢印のように動くようになっています。 ヘキサギアでガンプラMGのような連動可動を見ることができるとは・・ 股関節は固定と言いましたが、とくに干渉するものもないので、腹部可動も併せるとほぼ真上にまで脚を上げることが可能。 そして片脚でもしっかり自立。 足首は前後左右にスイング可能。 爪先も可動し、さらに2本の爪はボールジョイントでかなり自由に動かせます。 踵が長いので先のように自立も非常に安定。付属武装荷電式超大型戦術刀 柄を含めるとブイトール本体の全高すら圧倒する長さを誇る実体型の刀剣。 刀身にプラズマ荷電することで、ブイトール本体の加速性能も併せ、第2世代ヘキサギアの重装甲をも容易く両断する威力を持っています。 白麟角(モノケロス)の “月光” を大型化したものだそうで、やはり柄や鍔など、日本刀をイメージしたデザインになっています。 専用の鞘が付属し、 もちろんそのまま納刀可能。 鞘はジョイントアームを介して背部にマウントできます。 全体像。 長っが・・(笑)HDプラズマキャノン ボルトレックスのプラズマキャノンの発展型。 手持ちの射撃武装として改良すると同時にヘキサグラムストレージ(銃身下部の円形マガジン)を交換可能としてことで運用性が向上しています。 保持には銃持ち手を使用しますが、いまいちフィットせず、若干グラ付きます。 こちらも専用のアタッチメント、ジョイントアームを介して鞘同様背部にマウントできます。機関砲 プラズマキャノンと基部を共用する実体弾タイプの射撃武装。 バレルは一見ガトリング砲のようなデザインですが砲門は一門だけなんですね。 プラズマキャノンおよび機関砲のパーツ構成はこのようになっています。 それぞれ3㎜軸での接続です。イグジットスライダー 左右腰部(コクピット外装下部)に装備する機動装備。 武装マウント用と同じジョイントアームで本体に接続されます。 展開することで機体のシルエットも大きく変わりますね。 取り外し、 一部組み換えで 2つを連結させ、 グリップを付けることで大型シールドとしたり。 さらに変形させて、 サーフボードのようにブイトール本体を乗せて飛行可能だったりする多用途装備でもあります。 ・・うん、ちょっと小さいか? もう二回りほど大きいほうがサーフボードとしてのバランスはいい気がしますが。 ということで、武装全盛り状態。 全高がすごいことに・・もちろんしっかり自立します。比較画像 前身となるボルトレックス(LA仕様)と。 ボルトレックスはもはやまともに立つことすらできないのでフライングベースで支えています。ブイトールは本体のみで。 まぁ、この2機に繋がりがあるなんて言われないとわかりませんね。 本体だけを見ると、面影なんて一切ありませんよ。 とりあえず2足歩行できるというくらいしか・・ ヘキサギア ボルトレックスのレビュー ※LA仕様については以下から ヘキサギア ブロックバスターVF仕様 モーター・パニッシャーLA仕様 ボルトレックスLA仕様 の レビュー ボルトレックスラースと。今度はブイトールにも武装させました。 VF側でボルトレックスを純粋に強化改修したのがラースですから、やはりブイトールとは見ためにほとんど共通点はありません。 強いていうならともに人工筋肉を採用しているとか。 ヘキサギア ボルトレックス・ラース レビュー 第2世代人型機代表のバルクアームαと。ともに本体のみで。 頭頂高にしておよそ3割増しという感じ。 パッと見のプロポーションも大違いですし、もう端からまったく違う技術体系で造られているという感じがします。 どれだけ年月をかけてもバルクアームからブイトールは生まれないだろうなぁ。 バルクアームから生まれるのはあくまでバルクアームで、その応えが先日発表されたλということですね。 ヘキサギア バルクアームα の レビュー エルオーズィーと。 人型と獣型ですが、この2機だと同じ技術体系で派生したと納得できます。 カラーリングも一緒だし。むしろボルトレックスよりも見ためも近い。 一方はゾアテックスを突き詰めた獣型第3世代の最高峰。 もう一方はゾアテックスを廃止、より機体とガバナーの一体化を目指した結果、これまでの枠組みから逸脱した新世代。 ヘキサギア エルオーズィー レビュー ガバナーとのサイズ感はこの通り。 アーマータイプ ポーンとは、おおそ3倍ほどの相似形に近いかな。 というか、あらためてバンパンのでかさよ・・ ヘキサギア ガバナー バンプアップ・エクスパンダー & オルタナティブ トラックダウン レビュー 以下、画像 まず本体のみで。 いやぁ、よく動く。 やはりでかいガバナーという感覚もありますが、もちろんサイズ的なこともあって可動箇所、可動域は較べものにならす、およそ人型としてとらせたいポーズがおおかた実現できます。 ただ、やはり手首の柔軟性がもう少し欲しかったですね。 ガルプラのような球体関節を採用すればよかったと思うのですが。 ・・む!? 敵か! もう普通に人ですよ。 パワー! 筋肉ということでね・・ 武装して。 一気に主役感が。 こんなヒロイックな人型ロボットがヘキサギアの世界に登場するとは思わなかったなぁ。 正直、個人的に求めているものとはけっこうなズレがあるのですが、それと単体での出来のよさ、格好よさはまた別の話。 素直にすごいものになっていると思います。 というわけで、いろいろとポージングを。 パッケージイラストのポーズを再現。 というか、この構図がそもそもヘキサギアじゃなくてガバナーなんよ・・ 居合い切りイメージで。 この姿勢でもしっかり自立するんだからなぁ。 イグジットスライダーは上半身に付けてもいいですね。 鎧を着た武士っぽい雰囲気になる。 サーフィン状態で。 特徴的な装備ですが、これもあくまで機動装備兼防御装備ですからねぇ。そう思うと、単得で戦局を一気に覆すような規格外の戦術兵器的なものは持たないんですよね。 本体含めて、高性能ではあるけどあくまでシンプル。 そういう意味では量産機感もあるけど、こんなものが量産されたらそれ自体が脅威か・・ アーカイブカードのイラストでは複数機が展開する戦場が描かれていますが、実際どの程度生産されているものなんだろうか? エルオーズィーに騎乗。 絶対に無理とはいえない絶妙なサイズ感。 こういう運用もなくないかもしれない。 それでは、恒例の組み換えタイム。 デフォルトの完成度が非常に高いので、今回の組み換えはけっこう苦労しました。 というか、どうしてもコアとなる胴体・・コクピットをそのまま使うというところから抜け出せなくて、結果的にほぼバリエーション止まりという感じになってしまいました。 一個一個のパーツ単位までバラして再構築するまでにはなかなか至れないですね。 それでは組んでみた順番に。ブイトール・プライマル デフォルトの状態に組む前に、まずやってみたもの。 そもそも組む前からなんとなく3つほどの組み換え案を思い浮かべていた(名前だけ考えてた)のですが、そのうちの一つがこれ。 サーフボードがあるのなら、ゴリラを乗せねばならんだろう、という謎の使命感(?)に駆られたわけです。 脛を抜いて脚を短くするという手法はすでにやられていた方がいたので丸パクリ(笑)。 で、抜いた脛を継ぎ足して腕を伸ばして、頭部は額のパーツを外した位置に脛内部のフレームパーツの一部がジャストフィットして3㎜軸をはやせるという・・これも先駆者のアイデアを拝借。 その軸には胸部装甲にはめ込むクリアブルーのヘキサグラムパーツをはめて(固定はされません)モノアイ風にしてみました。 手はアクトナックルくらいに代えたほうがよりゴリラっぽかったのと思うのですが、とりあえずは単キット組み換えということで。 当然、サーフィンもできます。ブイエルオーズィー 定番といっていいだろう、エルオーズィーとのミキシング。 最初に思い浮かんだ案ではないのですが、わりと簡単に実現できそうだったので先に。 ヒューマノイドモードからゾアテックスモードに変形する可変機です。 変形は、初期のビーストウィーズ系トランスフォーマーっぽいシンプルなものにしました。 要は、ほぼ四つん這いになるだけ。後脚とかはまんまですよ。 腕はそのまま使わず、あえて脇から持ってくる構成にしたのも、なんかTFっぽかな、と思いまして。 ゾアテックスの頭部と尻尾がヒューマノイド時に肩に配置されるのはライオコンボイリスペクトです。ニューブイトール これも当初案ではないです。 ウィアードテイルズとのミキシングもよく見たので、ならば僕も、と。 でもゾアテックスへの変形はもうやったし、キツネ頭の獣人デザインだと何番煎じになるかもわからないので、ここはスペードロアーという無人誘導兵器を最大限に活かそうと、伊達じゃないヘキサギアを目指しました。 地味に腹部にもウィテルのパーツを使って、よりヒロイックなプロポーションにしています。 ちょっと左右の重量バランスが悪くて、上体が左に傾きがちですが。 頭部も頬のパーツを外すと3㎜穴があるので、わりと簡単にカスタマイズできますね。 アンテナっぽいものを付けるだけでガラリと印象が変わります。 行け! フィン・・じゃなかった、スペードロアー! たかが石ころ一つ、ニューブイトールが押し出してやる!ブイトール・エアレイド 都合2回の寄り道をしたあとにようやくできた初期案その二。 ジェット機形態への可変機ですね。 ガルダギアとブースターパック005とのミキシングです。 パチ組み換えゆえに色にバラつきがある点、ご容赦ください。 変形パターンの基本はバルクアームグランツと一緒。 脚部を前に伸ばして機首代わりにして、ブースターを増設したイグジットスライダーで側面を保護。 背部に追加したウイングを水平に配置するという流れ。 ブイトールをほぼそのまま可変機に使用とした場合、やはりコクピットの扱いがネックになってきます。 そこで、背面外装中央のパーツの、下画像矢印の部分のピンを切り落とします。 そうするとそのパーツを内側に倒せるようになるので、さらに各部の可働を調整すればコクピットの厚みを幾分減らすことができます。 まぁ、わずかなことですけどね。 あと固定もできなくなりますが、可部の可動の渋みは十分なので形状が破綻するようなことはありません。 これに加えて内部のガバナーの搭乗姿勢も変えられるような工夫もできればいいんですけどそれはまた大改造が必要になりそうなので、また機会があれば(あ、やらないなww)。ブイホイール 初期案その3。 バイク型ビークルへの可変機です。 組んでいるときに、背面ハッチを開いた状態で複座型にもできそうだな、というところから2人乗りの地上ビークル型への変形を思いつきました。 4輪はグランツやラウドゲイルがすでにあるので、ならば3輪のバイク型よいか、と。 今こそ、なんとなく買ったもののとくに使い途がなかったウィルバーナイン & セカンドジャイブアーマーセットの出番だ! と思ったのですが、ホイールパーツが思った以上に小さく(というかブイトールがでかかった)、結局バンディットホイールをメインにミキシングすることに。 最初は、それこそバンディットホイールのようにもっと前後に長い車体をイメージしていたんですが、気付いたときにはこんなふうにちんまりと可愛らしいフォルムになっていました。 先のエアレイドもですが、ビークルモードから逆算しているので、ヒューマノイドモードのプロポーションはけっこう微妙・・ 今後の課題ですね。 そして最後に、あらためて単キット組み換えで。ブイトレックス ボルトレックスの後継機としてのもう一つの可能性・・ボルトレックスのコンセプトをそのまま進化させた恐竜型とイメージで。 内蔵型コクピットの縛りを外して、恐竜と鳥の中間形態をイメージしました。 少し大きめの前脚など、個人的にはけっこう気に入っています。 プラズマキャノンは前脚で保持することも可能です。 以上、“ヘキサギア ブイトール” でした。 ヘキサギアにスタイリッシュな人型要らない・・と思う気持ちは正直まだあるんですが、このブイトール、正面から見るぶんには非常にスタイリッシュながら後ろから見るとあれ? という感じで、横から見ると、あぁ、なるほどな・・と。 まだ発展途上感をしっかり残した(?)デザインになっていて、さすがヘキサギア、一筋縄ではいかないと、勝手に納得しているとことであります。 たぶん公式の設定ではないんですが、やはり構造的にディフィニッションアーマーの発展型という解釈が、個人的にはしっくりくるんですよ。 ボルトレックスの後継機にはどうしたって見えない・・ まぁそのへんはすべおまなんで、どう解釈してもいいだろう、というところで。 ただ・・最近のヘキサギア、デフォルトのデザインが洗練されてれいくにつれ、それぞれに固有のパーツが増えてきたこともあって、初期アイテムのようなブロック感は徐々に薄れてきましたね。 組み換えにもかなりのセンスを要するものになってきたというか、形状に特徴のあるパーツはどうしてもそこに引っ張られて別の見立てがしにくいというか・・この頃は己の発想力の限界を感じています。 また、分解しにくいパーツ(ユニット)も増えてきたかなぁ。 今回のブイトールでは頭部の基部にもなる上面の装甲や、挟み込み構造の腕部が一旦組んでしまうと分解するのがかなり大変でした。 普通に組み立てる段階から、後々分解して組み換えるということを考えてそれなりに加工していくほうがいいのかなぁ(今さら・・) ともあれブイトール、5周年を迎えてヘキサギアの世界に新たな、大きなうねりをもたらしてくれたことは間違いありません。 第2世代とも第3世代とも違う、便宜上第4世代と呼ばれる機体・・ 格好いいのが認めるし、非常に優秀な可動性もあってケレンみのあるポーズがバシバシ決まる。 剣(刀)に銃、シールドという人型ロボットの定番武装二、シールドは分割してスラスターウイング、さらにまた合体させてサーフボードにもなるという、プレイバリューもハイレベル。 組み換えなくとも十二分に遊べるキットでありました。 なので、最終的に元に戻しましたよ(いや、いつもだろ) さて、ある意味実験的な機体ともいえるブイトール投入を決断させた、ナイトストーカーズからの報告とは一体・・ きっと6周年を迎えるときまでにその正体が判明するものと思います。 まぁそれもいいけど・・ジャガーノートの発売もまだ諦めてないですよ。 ブロッケード・アイビー方式で、ちょっと仕様変更されてもいいから頑張って実現させてほしいです。 といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。