森での日々
最近Facebookやinstagramで、しょくじづくりやもりとアートの記事ばかりになっている印象ですが、私たちはしっかり冬の森を楽しんでいます。
さて寒い冬の過ごし方のパターンができて来ました。
まず朝、メインフィールドに着いたら、朝の会。
「朝ごはん何食べた〜?」
「●●したい」
と円座で話をします。
そして絵本の時間。
最初の頃は短い絵本2冊のことが多かったですが、どんどんみんな絵本が好きになって、最近は3冊読むことが多いです。
繰り返し同じ絵本を読むことでボキャブラリーが豊かになったり、新しい絵本に触れることで想像の世界が広がっていっています。
この時点でそれなりに寒い。
「火が欲しいね」ということで、大抵、薪拾いから始めます。
この薪拾いがとってもいい。
葉っぱや枝を集めるために森を散策。
遊びながら、寒いからだが温まる。
遊びながら、薪が集まる。
そして何より、
遊んでいるうちに森が綺麗になる。
子どもたちが薪集めで葉っぱを集めれば集めるほど
子どもたちが枝を集めれば集めるほど
子どもたちがおやつで焼き芋をすればするほど
森は綺麗になる。
その中にもそれぞれが挑戦することがあって
ノコギリにトライしたり
紐で薪を縛って引っ張ることだったり
一輪車を動かすことであったり。
ひとりひとりが「あそび」を通して
どんどんハードルを超えていく。
そんな日々。
そして火を焚いてあそぶあそぶ。
メインフィールドの根来山げんきの森は県の森林公園。
ボランティアさんや訪問された方がそれぞれに過ごす横で、遊びは展開していく。
その中で本物に触れられる。
先日は、ボランティアさんのデッキの作り直しの部材づくりや、炭の材料の切り出しに遭遇。
大人や子どもに関わらず誰かの真剣・本物に触れることができる良さ。
その横で子どもたちと遊べる・過ごせる余白。
なかなかこの時代、いい意味でこんなにおおらかな場所がここ以外どこにあるだろう。
木を切る人から刺激を受ける。
そしてまた森へでる。
めぐみと森のようちえんで大切にしていることの中のひとつ
豊かな自然の中で「あそび」は
子どもたちを豊かに育ててくれています。
(ひろ)